07/07/2006

中田英寿引退-伝えるむずかしさを知ることからはじめる-

サッカー日本代表選手の中田英寿さんが現役引退を発表しました。

まず、「Hide's Mail」の全文を転載します。


--ここから-----


“人生とは旅であり、旅とは人生である”2006.07.03

~1985年12月1日 - 2006年6月22日~

俺が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。
8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。

あの頃はボールを蹴ることに夢中になり
必死でゴールを決めることだけを目指した。
そして、ひたすらゲームを楽しんだ。
サッカーボールは常に傍らにあった。

この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。
山梨の県選抜から関東選抜、U-15、U-17、ユース、そしてJリーグの一員へ。
その後、自分のサッカー人生の大半を占める欧州へ渡った。

五輪代表、日本代表へも招聘され
世界中のあらゆる場所でいくつものゲームを戦った。

サッカーはどんなときも俺の心の中心にあった。
サッカーは本当に多くのものを授けてくれた。
喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。

もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。
それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、
“糧”となり、自分を成長させてくれた。

半年ほど前からこのドイツワールドカップを最後に
約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた。

何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。
今言えることは、プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。
そう思ったからだった。

サッカーは世界で最大のスポーツ。
それだけに、多くのファンがいて、また多くのジャーナリストがいる。
選手は多くの期待や注目を集め、そして勝利の為の責任を負う。
時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び
時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛まれる。

プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても
「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。
責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも
子供のころに持っていたボールに対する瑞々しい感情は失われていった。

けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後
サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。
自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。

それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。
厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。

これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為
ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。
しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。

ブラジル戦の後、最後の芝生の感触を心に刻みつつ
込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にスタンドのサポーターへ
挨拶をした時、もう一度その感情が噴き上がってきた。

そして、思った。

どこの国のどんなスタジアムにもやってきて
声を嗄らし全身全霊で応援してくれたファン――。
世界各国のどのピッチにいても聞こえてきた「NAKATA」の声援――。
本当にみんながいたからこそ、10年もの長い旅を続けてこられたんだ、と…。

サッカーという旅のなかでも「日本代表」は、俺にとって特別な場所だった。

最後となるドイツでの戦いの中では、選手たち、スタッフ、そしてファンのみんなに
「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてプレーしてきた。

俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。
今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。
ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術を知らなかったこと。
それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。
時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。
だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。

ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、
何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。
正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか…
ちょっと自信がなかった。

けれどみんなからのmailをすべて読んで
俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、
それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。
それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は
間違っていなかったと自信を持って言える。

何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのは
とても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”が
きっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。

だから今、俺は、安心して旅立つことができる。

最後にこれだけは伝えたい。

これまで抱き続けてきた“誇り”は、
これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。
でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ
守ることが出来たものだと思う。

みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。

そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと
乗り越えていけると信じられる。

新しい旅はこれから始まる。

今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれど
サッカーをやめることは絶対にないだろう。
旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりに
ボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。

これまで一緒にプレーしてきたすべての選手、関わってきてくれたすべての人々、
そして最後まで信じ応援し続けてきてくれたみんなに、心の底から一言を。

“ありがとう”


ひで 


転載元 「nakata.net - 中田英寿オフィシャルホームページ」「Hide's Mail」

(中田英寿オフィシャルホームページ制作プロジェクトチーム様より転載・引用許諾を受けています)


--ここまで-----


さて、特に注目していただきたい箇所は以下です。


------

俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。
今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。
ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術を知らなかったこと。
それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。
時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。
だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。

引用元 「nakata.net - 中田英寿オフィシャルホームページ」「Hide's Mail」

----


なにを上手に伝えることができなかったかといえば、日本代表選手たちが自分達の実力を100%出す術を知らなかったこと、それに気づいてもらおうとしたが最後まで上手に伝えることができなかった、というのです。

日本代表選手個人の技術レベルはとても高いといいながらも、実力を100%出す術を知らなかった。

これはとても注目すべき言葉です。

これは、ある人がとてもよいセンスと技術を持っていても、それを100%出す術を知らなければ世界では通用しないことを教えてくれます。

例えば、○○さんにサッカーをやらせたら世界中のどのサッカー選手よりも上手くなる運動神経とセンスと可能性を大いに秘めていますが、○○さんはコンビニエンスストアの店員だったとします。

こういった場合、まずは自分が何に向いているかを知ることからはじめなければなりません。

自分がサッカーというスポーツに向いていることを知って、一生懸命練習してサッカーの技術を身につける。ここまで到達できる者はごく一部でしょう。

しかしそれだけでは「サッカーが上手な人」にすぎません。

実力を100%出す術を知らなければ世界で勝ち抜いていくことはできないのです。


サッカーに限らず、あらゆる仕事においても基本は同じです。能力が高くてもそれを100%活かす術を知らなければならないのです。

100%生かす術を知らないということがどういったときにわかってしまうのか。

それは主に仕様書やEメールや連絡文といった「伝達文」によって明らかになります。

例えば、とあるプロジェクトAでの連絡メールの内容を1度読んだだけでは意味がわからずにもう一度読み直すといった経験はないでしょうか。

プロジェクトAに関する連絡メールを一度読んだあなたは、おそらくこれこれといったことを伝えたいのだろうな、ということはおぼろげながら推測できたとします。

次にしなければならないことは、自分の推測を検証するためにさらにもう一度読み直すことです。するとさらにもうひとつの推測も成り立つことに気が付くかもしれません。つまり幾通りにも解釈できる内容になっている場合があるのです。

こういった連絡メールでは、プロジェクトはいっこうには進みません。

サッカーでいうならば、選手個人の技術は高いのに、選手同士のパスがつながらないようなものです。

ではどうすればわかりやすい伝達文を書くことができるか。実はその前にしなければならない大事なことがあります。

それは技術を身に付けるまえに「知らなければならないこと・気づかなければならないこと」をしっかりと認識することです。

それを具体的にいうと、自分の能力・技術を100%活かす術を知らない、ということを知ることです。

ほかに、自分の能力・技術を100%生かす術を知らないかもしれないという可能性に気づくことです。

そして「知らないということを知ってもらうよう伝えること」がいかに大変かを実感することが大事なのです。


中田英寿さんはメールの中でこう書いています。


----

ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、
何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。
正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか…
ちょっと自信がなかった。

引用元 「nakata.net - 中田英寿オフィシャルホームページ」「Hide's Mail」

----


中田英寿さんでさえ、伝えることやコミュニケーションに自信がなかったといっているのです。

逆にいえば、絶えず「自分は何を伝えることができるだろう」「どのように伝えることができるだろう」と考え抜いていたからこそ、サッカーというフィールドで選手として活躍することができたのです。

まず知るべきこと、まず気づくべきことが何なのか。そして、何かを伝えるむずかしさを実感する大切さを知ることからはじめなければなりません(自戒を込めて)。

中田英寿さんの今後の更なるご活躍をお祈り申し上げます。

そして、こちらこそありがとう。


▼引用・転載元
「nakata.net - 中田英寿オフィシャルホームページ」「Hide's Mail」
(中田英寿オフィシャルホームページ制作プロジェクトチーム様より転載・引用許諾を受けています)

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03/24/2006

日本語で美しくなる

きょうはとっておきのお勧め本をご紹介しましょう。

やさしい気持になる、ほっとする、日常に潤いを与える670の言葉…読むだけで心が綺麗になる日本語の本です。

美人のいろは美人のいろは
山下 景子


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一日一語+&、370の素敵な言葉がつまった本です

4344007514美人の日本語
山下 景子
幻冬舎 2005-03

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これらの本の著者は山下景子さん。
通称「夢子さん」といえば、文章系メルマガ分野ではとても有名な方です。

夢子さんが発行するメルマガ

『センスを磨き、幸せを呼ぶ~夢の言の葉~』

を読むと「言葉」の美しさを感じることができます。

ほんとうに「言の葉」をすくいあげて内面から輝いていくような「透き通る力」が込められてる、そんなマガジンです。

夢子さんは「家庭画報」「関西ゼクシィ」などの雑誌でも活躍されています。

文章に興味がある方にとっては、はずせないマガジンですヨ。

もちろん私もこのマガジンの読者です。

『センスを磨き、幸せを呼ぶ~夢の言の葉~』

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02/10/2006

広告マン(ウーマン)になったつもりで


〈例文〉

「新商品を発売します。商品名は「ひと拭きキラリン」。いままでのお掃除はなにかとたいへんでした。まず汚れを落としてから水拭きして、それからワックスを塗って、乾拭きして磨く。そんなたいへんな作業をしなくてはなりませんでした。でも新発売となる「ひと拭きキラリン」ならそんな面倒な作業は必要ありません。なぜなら、このたび新開発された特殊な布を使えば汚れを落とすためにゴシゴシとこすらなくてもいいのです。 ではこの新開発した布についてご説明いたしましょう、まず ~~~」


これは新商品発表にありがちな商品アピールですね。発表している側、つまり製造・発売するほうにとってみれば、新製品がいかに画期的で便利なものかを知ってもらいたいという思いがあるでしょう。

だって研究開発にお金をたくさんかけて、研究員は睡眠不足になりながらも一生懸命開発したんですから。

でも「買うかもしれない側」にとってはそんなことはどうでもいいのです。それよりも、知りたいことは例えばこんなことです。


それは必要か?

それは使いやすいか?

それを使えば従来の品と比べてなにが有利(得)になるのか?

それは買う価値があるか?

    ↓

よし「買うぞ」または「買わないよ」(決意)


決意までの時間は人それぞれです。買うか買わないかを考えるときに知りたいのは、例えばこんなことです。


それで、いつ発売するの?

それで、値段はいくらなの?

それで、一袋に何枚入っているの?

それで、どこで売るの?(どこで買えるの?)


これらは基本情報です。新商品発表の際には、配布される資料に書いてある事柄です。


でも、資料に目を通さずに発表会だけを見る(聞く)人もいるでしょう。その方々のために、基本情報をスクリーンに映し出しておきましょう。

広告では、あえて発売日や値段を知らせないことがあります。詳細はこちらのウェブサイトへ。という方法で、興味を持ってくれた人にだけ情報を提供したり、お得なキャンペーン価格を適用したりといったことをします。

このように広告では「人が知りたいこと」を予測して、それをあえて伝えないことで、興味をもってくれた人(買いそうな人)を集めているのです。

たとえみなさんが商品を売ろうとしておらず、持っている情報を正確にわかりやすく相手に伝えたいだけだとしても、この広告の「視点・考え方」を利用しましょう。

なぜなら「相手が当然に知りたいと思うこと」を予測できるようになれば、的確なタイミングでその情報を提供することができるからです。


知りたいと思ったときにすぐに知ることができないと、人はそれを後回しにすることが多いでしょう。「あとで」としたものが、どうしても必要ならば「もう一度」ということになりますが、重要度や必要度や関心度が低いものなら「もう一度」(つまり二度目)はないでしょう。

ほとんどの「あとで」は「もうこれ以上いらない」だと考えていいのです。

知りたい事柄とタイミングは人によってさまざまです。どんな人のどんなタイミングにも対応できるよう、基本情報はひと目でわかりようにまとめて、目立つところに提示しておきましょう。


★広告の視点・考え方を持つ

★相手の「知りたい」を予測する

★基本情報は、ひと目でわかるようにまとめる

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付加情報を活用しよう


〈例文〉

「猫がゴミ袋をあさり、中身が散乱して汚れて困っています。ここはゴミ収集場所ではありません。ここの場所に家庭ゴミを捨てないでください」


この文章は「現状」→ 「場所の説明」 → 「お願い」という順序になっています。

言いたいことはわかりますが、もっとシンプルに、ストレートに書き換えてみましょう。

そのためには順序を変えます。

「お願い」→「場所の説明」→「現状」→「付加情報」としましょう。

また「ここの場所に」は「ここ」と「場所」が重複しています、どちらかひとつでOKです。

「家庭ゴミを捨てないでください」にすると、ならば「業務ゴミならいいのか」と考える人もいないとも限りません。「家庭ゴミ」とわざわざ限定する必要はありません。「ゴミを捨てないでください」だけでOKです。


「付加情報」も効果的です。「ここにゴミを捨てないでください。捨てるなら○○でどうぞ」とすることで、いままでそこをゴミ捨て場と思い込んでいた人に、正しいゴミ捨て場所を教えてあげることができるからです。

つまり「ここのゴミを捨てないでください」だけでなく「○○へ捨ててください」とさりげなく誘導することができるのです。

ここはダメ、といわれた人は、ではどうすれば? と思います。そんなこと自分で考えてよ、と思うかもしれませんが、方向(道しるべ)を提示してあげるとよいのです。


人は予期していない状況に直面したとき、自分で考えるよりも、より信頼できると思える人の指示があれば、それに従いたいとおもう傾向があります。

「付加情報」は大事です。「付加情報」によって道しるべを与えることで、信頼される確率が高くなります。

知らない町に観光に行って道を訊いたときを想像してみてください。

「○○寺へ行きたいのですが……」
「さぁ知らないね」

こう答えられて終わりなのと、次のように答えてもらうのとどちらがよいでしょう。

「○○寺へ行きたいのですが……」

「さぁ知らないね。でもこの先の団子屋のオヤジならなんでも知ってるから訊いてごらん」

後者のほうがよいですね。たとえ訊かれた自分は○○寺なんて知らなくても、○○寺についての情報を得られそうな場所や人を教えてあげれば、きっと感謝されるでしょう。


「付加情報」で道しるべを与える。
この方法の例としては、話の中で「ちなみに○○は△△です」とさりげなく付け足しておく、というものがあります。

「ちなみに」で話しておいたことを、後の話題への伏線にするのです。


「付加情報」は「道しるべ」

「付加情報」は「ちなみに」ではじめる「豆知識と息き抜き」

「付加情報」は「予告」


いきなり本題に入るよりも、あらかじめ「予告編」があったほうが、聞き手にも余裕ができて受け入れらやすくなります。


★「付加情報」を使ってみましょう。


〈リライト例〉

「この場所にゴミを捨てないでください。ここはゴミ収集場所ではありません。猫がゴミ袋をあさり、中身が散乱して汚れて困っています。この地域の家庭ごみ収集場所はこの先の公民館の裏です」

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02/09/2006

「なりきって」みよう

文章を書くのが苦手だ。

そう思っている方もいるでしょう。でも、それがいいのです。

苦手意識を持っていれば慎重になります。慎重に注意深くなります。

例えば知らない場所に行くとき。
一度も訪れたことがない場所に行くときは、住所を確認したり地図を見たりするでしょう。なぜそんなことをするのか? それは目的地にちゃんと辿り着けるか不安だからです。不安だからいろいろ調べるんです。

文章を書くのが苦手だ。

苦手だったらどう書けばいいのかいろいろ調べてみましょう。もちろん、皆さんはいろいろと調べたり勉強したりなさっているでしょう。そういう方にこそぜひ、たまにはやってもらいたいことがあります。

それは「文章の達人になりきって」みることです。

自分は達人だとイメージして、なんでもいいから書いてみるのです。文章にどこか間違いがあるんじゃないだろうか。言い回しがおかしくないだろうか。そんなことは考えなくていいのです。なぜならアナタは達人だから(笑)。

こうしてたまに「文章の達人になりきって」書いてみることは、目標とする自分に近づくために大いに役立ちます。

文章を書くのが苦手だ。だから勉強する。

それはとてもいいことです。でも、いつまでも勉強ばかりしていては「いつも勉強している人」にしかなれません。

アナタの目的は、文章がうまく書ける人、またはうまく話せる人になることではないですか?

そのためには、現在の自分と、なりたい自分との差を埋める必要があります。埋めるための訓練をするのはもちろんですが、ときには差が埋まった状態の自分になりきってみるのです。

理想とする自分にちゃんとなりきれれば、それは自信へとつながります。

自信をもつと格段に技術が上達します。精神的な足かせがなくなることで、思い切った変化を受け入れることができるようになるからです。

文章を書くのが苦手だ。という自分に対するイメージを持ちつづけたままでは、いつまでたっても変われないのです。

たまには、理想とする人物になりきってみることです。なりきって好きなように書いてみてください。

書いたものはそのまま数日寝かしておきましょう。

そして数日後、今度は苦手意識を持った元の状態で読み直してみるのです。すると、ここもあそこも書き直したいという箇所が出てくるでしょう。

これが推敲です。
時間を置いて行う推敲のほかに「なりきり」による「違う自分」の視点を意識して持ち込むことによって、推敲の精度を上げることができます。

「なりきる」には目標をしっかりと定めて想像力を働かせる必要があります。こうして「なりきった」自分が書いたものを推敲すると、書き直したい箇所がみつかりますが、それだけではありません。

苦手意識だけだったときにはとうてい書けないであろう魅力的な文がみつかることがあります。そういうときは、おもいっきり誉めてあげてください。

自分で自分を誉めるなんて。と思われるかもしれませんが、自分の長所を見つけてそれを伸ばすには思いっきり誉めるのが効果的なのです。

そうすれば自信が持てるようになります。自信が持てれば、目標とする自分と今の自分との距離がどんどん埋まっていきます。


★苦手意識があるから成長できる

★達人になりきる

★「なりきり」によって推敲の精度を上げる

★長所を見つけて誉める

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02/08/2006

ページ番号を入れる


レポートや資料を作って印刷する場合を考えてみましょう。

こんなとき、どんなことに気を配るでしょうか。


文字を大きくする。

図を多く使う。

目次を作成する。

難しい用語には注釈をつける。


こられについてはじゅうぶんに配慮している人が多いと思います。

さて、じゅうぶんに配慮しすぎて、最後にひとつ忘れてしまいやすいことがあります。

それは「ページ番号を入れる」ということです。

なぁ~んだそんなことか。と思われるかもしれませんが、これがけっう忘れやすいのです。

なぜなら、資料やレポートを作るにの労力を使いきってしまい、印刷するときにはページ番号のことなど考える余裕がなくなっていることがあるからです。

例えば10ページに及ぶ資料を印刷した場合、クリップや紐でひとまとめにすることでしょう。

しかし、なにかのはずみでクリップがはずれたり、紐が解けたりして紙が散乱したら?

ページ番号が書かれていない、バラバラになった10枚の紙を順番どうりに揃えるのはたいへんです。

もしこういった状況になったら、たとえ資料の内容が良かったとしても、ページ番号が入っていないだけで読み手をイライラさせてしまいます。

資料を束ねていたクリップがはずれ(紐が解けた)て資料が散乱するという想定外のアクシデントに遭遇した人は、なるべく少ない労力で早く確実に元の状態に戻りたいと願います。

そんなとき、かき集めた紙を元通りにする唯一の手がかりといっていいものがページ番号なのです。

たとえ資料が散乱しなくても、例えばプレゼンテーション中にプレゼンターが「お手元の資料の5ページを参照ください」と言ったら?

このとき、もし資料にページ番号が入っていないと、資料の中の目的の場所をみつけることは難しくなります。

というわけで、ページ番号を入れることを忘れずに。


また、ページ番号と一緒に資料の題名も入れておきましょう。他の似たような資料とごっちゃになったときに、題名がすべてのページにページ番号と併記してあれば、それが何の資料かひと目でわかるからです。


さて、たまに目次があるのにページ番号が入っていない資料にお目にかかることがあります。

資料の作り方を山登りで例えれば明快です。

目次は、登山口の案内図。

ページ番号は、登山道の途中に看板(現在何合目か書かれている)。

10合目が頂上であることは皆わかっていますから、仮に5合目と書かれている看板をみれば、いま半分まで登ってきたことがわかりますね。

これを資料作成に活かすには、ページ番号を入れる際にページ総数と現在のページ数の両方がわかる書き方をすればよいのです。

具体的にどんなかんじになるかは、こちらの無料レポートを参考にどうぞ

 ↓ ↓ ↓

無料レポート

「『Mr.インクレディブル』が教えてくれる、子供の才能を限りなく伸ばす方法」

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01/27/2006

カタカナ英語をモノにするには

日本語のなかには、いわゆる「和製英語」と言われるものがあります。


例(括弧内が英語の正確な表記)

●「字幕スーパー(subtitles)」

●「サークル(club)」

●「ゴールデンアワー(prime time)」


日本で生まれ育った人にだけわかればそれでいいのなら、これでもよいでしょう。

しかし、英語っぽく聞こえるこれらの「和製英語」を「英語」だと思い込んで使っていると、思わぬ誤解のもとになることがあります。


広い意味でいうところのこういった「カタカナ英語」にはいくつかの種類があります。

ある方によりますと、以下のように分類できるそうです。


●「ジャパ英語」
  いわゆる和製英語。

●「ヘタ英語」  
  本来の英語とは異なった意味で使われているために誤解されやすい。

●「ニセ英語」
  英語ではないのに、英語だと思われている外来語。


カタカナ語は現代の日本に溢れています。カタカナ英語を使う際は、対応する本来の英語はなんというのかを知っておくとよいでしょう。


あるカタカナ語を使う際に、それが和製英語だとわかっていて使うのと、英語だと思い込んで使うのとでは大きな違いがあります。


和製英語だとわかって使う場合というのはつまり、和製英語のほうが相手により正確に伝わるであろうことを予想できた、ということです。


和製英語だとわからずに(知らずに)使う場合というのはつまり、どんな言葉を使えば相手により正確に伝わるであろうか、ということを予想しない(考えもしない)ということです。


相手の立場になって考える(想像する)ことが、わかりやすくする秘訣です。


カタカナ英語を使う場合でいうと、相手の立場になるとはつまり、それが和製英語かどうかをわかっているかどうか、ということなのです。


カタカナ英語については、ひとつひとつを検証して知識として身に付けるようにしましょう。


とはいっても、巷に溢れるカタカナ英語をどのように攻略すればいいのでしょうか。


そこで、先ほど「カタカナ英語」の3つの分類をした「ある方」にその秘訣を教えてもらいましょう。


巷にあふれるカタカナ英語の中には、外国人には通じないものがたくさんあります。


カタカナ英語の中には、本当の意味を知ったら思わず赤面の●●●や、発音に気をつけないと、とんでもない誤解を招く▲▲▲などがあります。


世界を舞台に活躍したいあなたにも、海外旅行が趣味のあなたにも、外国人とお付き合いしたいあなたにも、失敗談を元にして楽しくアドバイスしてくれているものがあります。


多くのサイト管理者が、間違って使っている●●●●●●の本当の意味とは?


【仕事・学校編】【買い物・旅行編】【身近な道具編】など、場面ごとに誤解しやすいカタカナ英語を抽出して解説してくれています。


∇無料レポート

『知らなきゃ赤恥!カタカナ英語のミステイク』


和製英語だとわかって使うのと、わからないで使うのとでは大きな違いがありますよ。
普段はだれも気にしなくても、イザというときに正確な英語を知っていると、きちんと「使い分け」ができます。


より正確な言葉を選ぶ、というのはわかりやすくする基本技術なのです。

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12/29/2005

日本語ブームとファインディング・ニモ

なんでも日本語ブームだそうで。

そういえばテレビではよく「日本語ゲーム」みたいな特番を放送しているのをチラッとみたことがある。

正しい言葉の使い方はAとBのさあどっち?

なんていうふうにクイズ形式になっていると、つい答えが知りたくてCM明けまで辛抱づよくチャンネルを変えずに待っていることもしばしば。

さて、「言葉」というのは時代や人が変わればどんどん変わっていくものである。

そうすると「正しい言葉はどっち?」

ではなくて、

「この言葉にまつわる正しい起源はどっち?」や「現在、より多く使われているであろう用法はどっち?」

としたほうが「より正確な言い方」かもしれない。


わたしたちにできることは、時代と人によって移り変わっていく言葉を箱につめて型にはめるのではなく、

その時代と人においてより多くの人に物事をわかりやすく正確に伝える技術を訓練することなのだ。


わかりやすく伝える技術

わかりやすくする方法


どうやったら学べるだろうか。

実践の前に、まずは「わかりやすくするとはどういうことをいうのか」から始めよう。

そして、わかりやすくするための心構えとヒントを掴んでから実践へ、という流れをオススメする。


わかりやすくする心構えとヒントはどうやったら学べるのか?

どうぜ学ぶなら楽しみながらがいい。興味を持てば理解も早いからだ。


でも、楽しみながらなんてそんな「おいしい方法」があるものだろうか……。

    ↓


    ↓


    ↓


    ↓

――実は…・・・ありました!


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「わかりやすくする方法」も映画を題材に学べます。

CGアニメーション作品を題材に「わかりやすくする」エッセンスを抽出した無料レポートです。


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「『ファインディング・ニモ』が教えてくれる、わかりやすくする7つの方法」 

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12/17/2005

わかりやすくするスペシャル技


わかりやすくする一番効果的な技があります。

それは、シンプルにすることです。

なぁ~んだそんなことか、と思われるかもしれません。
でもこれは、わかりやすくするスペシャル技といってもいいものなのです。

なぜスペシャル技なのでしょうか。

それは「シンプルにする」という考え方が「わかりやすくする」という固定観念を突き抜けたものだからです。

たいていは、わかりにくいものをいかにわかりやすくするか、ということに労力を使います。

図解してみたり、グラフで説明したり、箇条書きにしてみたり、日本語の語順に気を配りながら文章の展開方法を工夫してみたり……。

こららはどれも「わかりやすく」する方法ですが「わかりにくいものをいかにわかりやすくするか」という「枠組み」の内側にあります。

ところが「シンプルにする」というのは、この「枠組み」の外側にあります。


例えば「ツーカーS」。これは高齢者にとってわかりにくいと思われる機能をすべて省いた携帯電話です。

「ツーカーS」にはカメラ機能もメール送受信機能もアドレス帳機能も着信履歴機能もありません。

たとえ便利なものでも、使わないものは「いらない機能」です。

そこで、使わないでろう機能をすべて省いて通話という機能にだけにしたのがこの携帯電話なのです。

あなたはこう思っていませんか?

「わかりやすくする」とは「わかりにくいことをわかりやすくすること」だ――と。

たしかにそのとおりです。でも、これだけでは他の大勢の人たちと同じです。


「わかりやすくする」とは「膨大な情報や資料のなかから、クライアンント(聞き手・受け手)が必要とする形に加工して提供することなのです。


持ち運べて通話ができる電話がほしいという人に、カメラ機能やメール送受信機能付きの携帯電話の使い方を一生懸命説明することは「わかりやすくする」とは言いません。

たとえ説明書がなかっとしても「これをどうぞ」と一言添えて「ツーカーS」を差し出すことが「わかりやすくする」ということなのです。


★わかりやすくするとはなにか?

★枠組みの外側へ想像力を働かせる


大ヒットにはワケがある! 『NANA』大ヒットの秘密を解き明かす特別緊急レポート!
「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」

ピクサーのヒット作に秘められた「わかりやすくする」エッセンスを抽出したレポート
「『ファインディング・ニモ』が教えてくれる、わかりやすくする7つの方法」

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Cの次はE


「鰯定食」

「鰤定食」

「鮪定食」

「鯵定食」


さあ、この4つの定食のうち、好きなものを注文していいよと言われたら、あなたならどの定食を注文しますか?

わたしならちょっと困ってしまいます。

なぜなら、漢字の読み方にちょっと自信がなくなるような書き方をしてあるからです。

「鰯」は「いわし」と読むはずだけど、似たような漢字が四つも並んでいるので、もしかしたら「さば」だったかもしれないな、と思ってしまうかもしれません。

お客さんにちょっとでもこう思われた時点で、この定食屋さんはリピーターを獲得するチャンスを逃してしまっているのです。


それがどんな定食なのかを、メニューを見た瞬間に容易に想像できるようにしましょう。定食の写真を載せるというのもいいですね。

メニューに写真を載せなくても、ほんの少し手を加えるだけでもいいのです。

たとえばこんなふうに。

---------------------------
A定食「鰯(いわし)定食」

B定食「鰤(ぶり)定食」

C定食「鮪(まぐろ)定食」

E定食「鯵(あじ)定食」
---------------------------


漢字にふりがなをつけるだけでなく、A、B、C、Dとアルファベット表記もつけましょう。

C定食の次がE定食になっている理由は、聞き間違いを防ぐためです。

BとDは発音の仕方によって聞き間違いが起こりやすいからです。

Dを「ディー」と発音する人もいれば「デー」と発音する人もいるでしょう。

「デー」ならまだ区別がつきやすいですが「ディー」は「B」の発音と似たように聞こえることがあります。

「いわし」と「ぶり」なら発音も違いますし、文字数も違います。


★アルファベット1文字の「A」「B」「C」「D」を使う場合は、
 発音に注意しましょう。


そもそも英語は表音文字を使っていますので、表意文字と表音文字の両方を使う日本語を母国語とする人は、英語の発音と聞き取りに間違いがないように工夫する必要があります。

その具体的な方法が、C定食の次はE定食にする、ということなのです。


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「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」

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12/05/2005

「わかりやすさ」と「ヒット」の関係

ヒット商品番付表を手に、じっくり目を通してみたことがありますか?

へぇ~、今年はこんな商品がヒットしたんだねぇ。あ、こんな商品もそういえばどこかで見たことがあるなぁ。

たいていの人はそう思うぐらいです。
でも、ある人はじっくり見て、調べて、考えて「うんうん」「なるほど」などとたまに言います。

そんな彼(彼女)はヒット番付表をどう見ているのでしょうか?

実は、ヒット番付表から「しくみ」と「方法」を学びとっているのです。

どうしてあの商品がヒットたのかと、まずは生活者の意識ニーズを想像してみます。
これは聞き手が「知りたい」と感じるニーズを計る訓練になります。

次にその「ニーズ」を充たすにはどうすればいいのか? という「方法」を探ります。
これは聞き手に「どのように提供(話せば)すれば聞いてもらえるか」という訓練になります。

つまり、ヒット商品番付をじっくり見て、調べて、考えることは、言い換えれば「わかりやすくする」ということなのです。

他人が「へぇ~そうなんだぁ」で終わらせるところを、もう一歩も二歩も踏み込んで、なぜ? どうして? どうなっている? どうやって? と考えてみるのです。

ここが、他人と差がつくポイントです。

自分が興味ないものが大ヒットしているときこそチャンスです。
自分ではない「他人」がなにを求め、どう提供されるとそれに呼応するのか? 
これを考えてみることはつまり「他者」を意識することです。

者を意識して、想像力を働かす。

聞き手がどんな人かを意識して、どのように話せばより良く理解してもらえるか。

ヒット商品について考えることは、わかりやすくするにはどうするかを考えることと基本は同じです。

さて、もう手に入れましたか?

手に入れただけでまだ読んでいないですって?

ぜひ、目を通すことをオススメします。


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『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?

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11/18/2005

「イメージ」を操るプロとは?

今回は「イメージ」のお話です。

人にイメージを浮かばせるプロをご存知ですか?
テレビによく出ているあの人もそういったプロです。

たとえば、

関根勤さん(ラビー)

島田伸介さん

劇団ひとりさん

これらの方々は、イメージのプロフェッショナルです。

関根勤さんはモノマネで有名ですが、実は対象を絶妙に「たとえ」るプロです。そして「たとえることができるのでモノマネができる」のです。

島田伸介さんは、反射神経と頭の回転がものすごく「キレて」います。対象や物事をサッと認識して違った角度(視点)で言い換えます。それを聞いた人の頭の中にある種のイメージを一瞬で浮かばせることができます。

聞き手はそのイメージと、従来からもっていた自分や世間一般のイメージとのギャップを感じます。このギャップに「笑い」が生まれます。

島田伸介さんは「笑い」のギャップをつくりだす反射神経と、そのためのイメージを、どういった角度と組み合わせで作ればもっとも効果的かという計算がものすごく早いのです。それは「笑いの反射神経」ともいえるでしょう。

劇団ひとりさんは、世界を構築することができます。自分のつくりあげた想像(妄想ともいいます)の世界を、他人と共有することができる技を持っています。

自分だけが楽しめる、自分だけの世界というのはみんな持っていますが、それを他人と共有できるかどうかが、普通の人とイメージの達人との違いです。

劇団ひとりさんはイメージの達人です。自分の想像力で築き上げた世界へ、あっとう間に観客を惹き込んでしまいます。

わずか数分のネタ披露の時間内の、はじめの早いうちに、自分が構築した世界に観客をひき込めるので、劇団ひとりさんは他の若手芸人さんとは明らかに違います。

他の芸人さんは「勢い」や「言い方(発音・ボディランゲージ)」に多くを頼っています。これらは「メイン」をサポートする「脇役」です。


「メイン」とは、その芸人さんだけの「世界」です。もちろん、劇団ひとりさんも「世界」に観客をひきこむための「脇役」を使います。ですが「脇役」はあくまで「脇役」として使っています。なぜなら「メイン」をしっかり持っているからです。

自分の世界を作れて、そこに観客をひこめる。

これは、自分の伝えたいこと(自分の世界)に、聞き手をひき込める、と言い換えることができます。

では、なぜ聞き手(観客)はひき込まれるのでしょうか?

なぜなら、話し手が繰り広げる「世界」が、聞き手(観客)の頭の中にイメージできるからです。

人は想像することができます。

文字だけ書かれた本の物語の世界にどっぷりつかれるのも、想像力があるからです。

聞き手の想像力を刺激して、イメージを抱かせる。

その達人技をもっているのは、一部のお笑い芸人さんです。

「お笑い芸人に学ぶ、わかりやすくする7つの方法」

いま、そんなタイトルがふと浮かびました(笑)

そうそう先日、新作レポートをつくりました。


大ヒットにはワケがある! 
『NANA』大ヒットの秘密を解き明かす特別緊急レポート!

「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」


こちらもどうですか?

ピクサーのヒット作に秘められた「わかりやすくする」エッセンスを抽出したレポート
「『ファインディング・ニモ』が教えてくれる、わかりやすくする7つの方法」


今回の「お笑い芸人とわかりやすさ」もそうですが、お笑いや映画やドラマや漫画には「わかりやすくする」ヒントや「コミュニケーションを豊かにする」ヒントがたくさんつまっています。

作品の楽しみ方のひとつは、こうしたヒントをみつけて、自分に合うものを選択して試してみることです。

このような作業を「自分磨き」なんて呼ぶ方もいます。

「映画を観ながらあなたを内面から美人にする方法」

あ、またレポートのタイトルが思い浮かびました(笑)

こんなかんじのレポートをちょっと読んでみたいと思った方は、
とりあえずこちら↓のレポートを読んでみましょう。

「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」


ただ映画を観るだけでなく、映画から学べる「自分磨き」の方法をみつける目を養う訓練になることでしょう。


あ~おもしろかった。の先にあなたは何をみつけるか。それが他人と差がつくポイントなのです。


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10/19/2005

映画で学ぶ、わかりやすくする方法

映画のはじまり10分ほどをセットアップということがあります。

例えば主人公Aがトレジャーハンターだとします。

森の洞窟の入り口に立つ主人公A。松明を手に暗い洞窟の奥へ入っていくとコウモリに襲われ足を滑らせて洞窟内の川へ転落。

たどり着いた先には宝の山!

しかし洞窟に住む熊に襲われて逃げる途中、古代人が仕掛けたトラップにかかって矢じりが飛んでくる中を落とし穴を避けて走り、洞窟が崩れ落ちる寸前に一髪脱出成功。

ホッと胸をなでおろし、懐から金の像を取り出す主人公A。

そこへ相棒がやって握手しますが、一瞬の隙をつかれて金の像を盗られてしまう。

金の像を取り戻すべく主人公Aの新たな冒険がはじまる……。


以上のセットアップはアドベンチャー映画の典型的なセットアップの例ですが、この十数分ほどにこれからはじまる物語に必要な情報がすべて詰っています。

ためしにどれでもいいですから数本の映画のセットアップだけを観てみてください。すると以下の事柄がセットアップに詰っていることがわかるでしょう。


・主人公の仕事は何で、何を大事にしていて、何をしようとしているのか。

・主人公の目的達成を妨げるのは障害となるものはなにか。

・これからどのような物語がはじまるのか。


これらをできる限り観客の興味をひきつつ、インパクトのある展開で、しかも当然浮かんでくるであろう疑問に丁寧に答えて、さらに次のストーリー展開を予告する。

これらすべてをわずか十数分に詰め込んでいるんです。


映画のセットアップとは、観客の興味をひきながら作品の世界にスムーズに招き入れて、必要な情報を提供しつつさらなる興味をそそるものなのです。

これはつまり「わかりやすくする」ための最も良き手本のひとつなのです。

映画を観る時間なんてないよ、という方でも、作品のセットアップだけでもじっくり観てください。

観るならハリウッド映画よいでしょう。

お勧めはピクサーのアニメーション作品群です。


なにも机の向かって書物を読むことだけが勉強ではありません。

ソファでお菓子を食べながらくつろぎながら映画を観ても学ぶことはたくさんあります。

わかりやすくするには、まずあなた自身が楽しむこと。

人は、お金にもならなく、楽しくないことに時間を割きたくないものです。

楽しませることは、わかりやすくする基本でもあるのです。


映画を観て学ぶならこちら。

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「『ファインディング・ニモ』が教えてくれる、わかりやすくする7つの方法」

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11/28/2004

「はじめ」と「ほか」の使い方

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

・「はじめ」の使い方
 
例文
「隊長はじめ100名が到着しました」

さて、この隊の総員は何名でしょうか。
 
   ↓

   ↓

答えは、100名です。

いちばん主だった人または物を表すときに「はじめ」を使うと、その前の人
または物を含みます。例文の場合では、

隊長 + 隊員99名 = 100名

ということになるのです。


・「ほか」の使い方

 例文
「レガシィのほか車が8台ある」

さて、車は何台あるのでしょうか。

   ↓

   ↓

答えは、レガシィを含めて9台です。

「ほか」はその前の人や物を含みません。例文の場合では、

レガシィ + 車8台 = 9台

ということになるのです。
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11/27/2004

読点の打ち方

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

読点は、

〈1〉語句の切れ目に打ちます。

〈2〉文のひとまとまりの区切りに打ちます。

読点を打つ目的は、わかりやすい文にすることです。


〇読点の打ち方の例

・主題提示のあとに打つ
「この魚の形をした青いペンは、ケイタくんにもらったものだ」

・並列させる場合に打つ
「青いペン、赤いペン」

・熟語と誤解しないために打つ
「今、朝の7時頃です」(「今朝」と誤解させないために打つ)

・数を示すために打つ
「みたところ4、5歳でしょうか」(「45歳」ではない)
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11/25/2004

句読点(くとうてん)

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

句読点とは、テンやマルなどの符号もしくは記号のことです。
句読点の「句」とは、句点「 。」を指します。
句読点の「読」とは、読点「 、」を指します。

句点は、文章のなかのひとつの文の終わりに打ちます。
読点は、文のなかでの意味の切れ目で打ちます。ほかに、文のリズムを整える
ために打ちます。


〇句点の打ち方――会話文のなかでの打ち方――

〈1〉「会話での句点の打ち方はどちらがよいでしょうか。」

〈2〉「会話での句点の打ち方はどちらがよいでしょうか」

句点は、文章のなかのひとつの文の終わりを示しています。同じく、カッコの
終わりの部分である、受けカッコ・閉じカッコも、文の終わりを示しています。

ひとつの意味を表す記号は、ひとつでじゅうぶんです。

すると、簡潔でわかりやすく書くためには〈2〉番の書き方のほうがよいとい
うことになります。
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11/24/2004

すべての文に主語を入れてみる

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

日本語の文では、読み手がわかっている主語は省略する傾向があります。その
ほうが読みやすい文になるからです。

そのため、主語がない文を延々と続けてしまうことがあるかもしれません。そ
うなると、読み手は「この文章は何について書いているのか」という基本的な
疑問を持つ可能性が高くなります。

ある文章が何について書かれているのかを明確にするには、すべての文に主語
を入れてみる
ことです。主語を入れると、動詞との関係がはっきりします。こ
れによって「ねじれ文」を書かないようにすることができます。

すべての文に主語を入れて述語との相性を検証したうえで、なくしたほうが文
章全体としてがわかりやすくなる主語を外していきます。

そして、もう一度はじめから文章を読んで、以下の事柄を検証しましょう。

〇文章のテーマは明確か?
〇すべての文について、主語が何であるかが容易にわかるか?
〇スムーズに読むことができるか?
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他動詞と使役動詞

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

〈例文〉
↓ ↓
「遠足当日、お子様にはリュックを持たせて、お弁当と飲み物を持参してくだ
さい」

例文に主語は明示していませんが、リュックを「持たせる」のは子供の保護者
(両親等)だということは推測できます。

では、お弁当と飲み物を「持参する(他動詞)」の主語は誰でしょうか? 
子供でしょうか? 
子供の保護者(両親等)でしょうか?

お弁当と飲み物が入ったリュックを背負って行くのは子供です。すると、子供
の保護者(両親等)が、子供に「持参させる(使役動詞)」
というのが正確な
書き方です。

また、「リュックを持たせる」と「お弁当と飲み物を持参」というように、
「持つ」という言葉を近い場所で2度使っています。他の言葉で表現できない
でしょうか。ちなみにリュック(ザック)は背負うものです。

以上のことを考慮して、例文を書き直してみましょう。

〈書き直し(リライト)文〉
↓ ↓ 
「遠足当日、お子様にはリュックを背負わせて、お弁当と飲み物を持たせて
ください」
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比喩

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

比喩とは、一見すると異なる事柄を、本質では同じであることを示すものです。

新しい事柄を説明する場合、みんながよく知っている過去の事柄を提示して、
この2つが本質では同じであることを知らせるのです。

〈注意すべきこと〉
比喩について注意すべきことがあります。何に注意すべきか。
それは「すり替え」です。

ある事柄を説明するのに、「本質が異なる」事柄を示して、あたかも本質が同
じであるかのようにみせてはいけません。これは比喩にみせかけた「すり替え」
です。

自分で気づかずに「すり替え」をしてしまうことがあります。すり替えをしな
いためには「事柄Aと事柄Bは本質において同じかどうか?」を意識して確認
しましょう。

これは、比喩を使った説明を聞くときにも有効です。説明する人(話し手)が
誠実かどうかを見極めることができます。というのは、意図して「すり替え」
をする人もいるかもしれないからです。

比喩では、「事柄A」と「事柄B」は「本質において同じ」でなければならな
いのです。

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11/22/2004

比較

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

比較とは、ものの性質が似ている、または違っている様子を説明する論理的な
方法です。

あるものを説明するのに、多くの人がよく知っているものと比較します。比較
する2点の、性質の類似点と相違点を提示することで、物事の性質を明かにす
ることができます。

「比較によってものの性質を説明する方法」

〈1〉まず類似点と相違点のリストをそれぞれつくります

〈2〉次に、それぞれのリストの項目を重要度の高いものから順に並べます

〈3〉こうしてできた類似点と相違点のリストの内容を、別々のパラグラフで
  提示します

別々のパラグラフで提示するのは、混乱を避けるためです。同じパラグラフ内
に類似点と相違点が提示されると読者は混乱します。
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11/20/2004

キャラクターを使う

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

カタログやパンフレットで、案内係として動物などのキャラクターが登場する
のを見たことがあるでしょう。

キャラクターを登場させれば、読み手に親近感を持ってもらえるかもしれませ
ん。