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11/30/2010

なぜゾンビがこわいのか?ゾンビよりヤバいのは…

ゾンビに関して、ゲームの『バイオハザード』シリーズの話をしよう。


有名なゲームなのでプレイしたことがある人も多いとおもうが、ゾンビが登場する世界に自身がプレイヤーとして参加する緊張感とワクワク感が入り混じったあのかんじを覚えているだろうか。


プレイしたことがない人は、ゾンビのうめき声がどこからともなく聞こえていて、ふに襲いかかってくるおそろしさを想像していただきたい。


さて、そもそもなぜゾンビがこわいのか。それは「ちょっと待って!」と言ってもまず待ってはくれないから。


生者をみつけると本能(?)のままに喰らいついてくる。問答無用である。コミュニケーション不能。これがおそろしいのだ。


交渉、容赦、脅しなど一切無意味。逃れるか倒すかしか道はない。恐怖の本質はまさにそこにある。


ここでバイオシリーズにおける一大転換となった作品を紹介しよう。


それは「バイオハザード4」(以下「バイオ4」)。これには従来のいわゆるゾンビっぽいゾンビは登場しない。


その代わり「プラーガ」に寄生されて凶暴化した村人や実験体が襲い掛かってくる。


プラーガに寄生された人間をガナードと呼び、彼らは他所者に対してたいへん凶暴に襲い掛かってくる。彼らはお互いに会話したり武器を使えたり機械を操作できたりする。普通の人間ができるようなことがほぼできるのだ。


銃器の弾を避けようとササッと動いたり、急に駆け足で襲い掛かってきたりする。


はやい話がゾンビよりヤバいのだ。


見た目はそんなにグロテスクではない。ふつうにしていればどこにでもいそうな村人であるが、ひとたび他所者をみつけると仲間を呼ぶためか気合を入れるためか「ゴッヘンッゾ!」みたいな意味不明なことばを発して襲い掛かってくる。


ことばを使っているのにその意味がまったくわからないというのがゾンビの比ではないおそろしさだ。従来のゾンビのうめきがカワイく思えるほどである。


人が恐れるもの。それはコミュニケーション不全や遮断。さらに恐ろしいのは、こちらの意思がまったく通じない集団が社会性らしきものを形成して連携して襲ってくること。


バイオシリーズを重ねてきたなかで、よくぞ恐怖を進化させたものだと感心する。そして、その恐怖の活かし方が興味深い。


従来のバイオシリーズは固定式のカメラアングルであった。いわば映画的なアングルで映し出されるキャラクターを操作するというもので、その独特の形式のために慣れるまではちょっと苦労する人もいた。


慣れればまったく気にならないどころか、むしろこのほうがいいと思える操作方法がバイオシリーズの特徴であった。


ところが「バイオ4」ではプレイヤー(キャラクター)の背面から追従するビハインドカメラに変更されている。


つまり自身が操作するキャラクターの視界に見えるであろう範囲しか見えないのだ。多少は上を向いたり下を向いたりはできるが、真後ろを確認するには振り向かなくてはならない。


だがキャラクターの背面にカメラアングルがあるのがいい。もしもこれが主観カメラだったらおそらく乗り物酔いみたいになってしまうだろう。


キャラクターの手元しか表示されない主観ショットのアクションゲームをやったことがあるが、数分から数十分でゲーム機の電源を落とした。なぜなら塀や壁に行き詰ったときに画面が粗いドットにおおわれてどこがどこだかわからなくなり、そういった移動のたびに揺れまくって酷い乗り物酔いみたいになるからだ。


もちろん個人差はあるが、私は「バイオ4」ではまったく酔わなかった。なぜなら常に画面にキャラクターが表示されるおかげでゲーム世界での移動における距離感を一定に保てたからだ。


さらに塀や壁ギリギリまで迫ることがないよう微妙な調整がされているようで、現在位置や向きがわからなくなるということがまずない。


よく考え抜かれ、また調整を重ねたであろうことがうかがえる。


また射撃において従来のバイオシリーズでは、だいたいこのあたりだろう、というところで撃つしかほかに方法がなかった。


だが「バイオ4」では全ての銃器にレーザーポインターもしくはスコープといった照準器が装備されていることにより、相手に狙いを定めて撃てるようになった。


頭、胴体、肩、足。撃った箇所によって相手がひるむ様子が変化し、それに応じた二次攻撃や回避ができるようになっている。


つまりアクション性が格段にアップしたのだ。


従来のバイオシリーズは謎解きパズルの合間にゾンビ出現というかんじだったが、バイオ4ではアクションの連続だといってもいい。


物語もシンプルだ。誘拐された、大統領の娘アシュリーの捜索任務。ただそれだけ。


ゲーム進行で行き詰まることはまずない。宝の場所もアイテムの位置もその近くに来れば合図してくれる。


さらに、アクションを盛り上げる仕掛けも忘れない。途中からアシュリーと合流するのだが、彼女の戦闘能力はほぼゼロ。プレイヤーが的確に指示を出して誘導し、アシュリーを守り通さなければならない。


ふたりでの協力プレイもあり、息の合った動きで障害を乗り越えると、いつしか信頼関係が……。


ちょっと目を離すとすぐに助けを呼ぶアシュリーの声が響き渡る。必死に戦い救助する、等々。


ゲーム進行のストレスを軽減する代わりに、ゲーム内容の緊迫感を増幅させている。


それ以前のバイオシリーズとは大きく異なるゲームシステムの採用は、これまで培ってきた歴史の上にあぐらをかくのではなく、よりおもしろい、プレーしやすいものへと変化し続けようとする心意気とそれを実現する職人技の表れといえよう。


まぁ相変わらずストーリーの流れをプレイヤーに知らせるメモの数々のわざとらしさやその文面が「洗練さ」とはほど遠いとはいえ、これもわかりやすさを優先した愛嬌とおもえばいい。


プレイヤーを楽しませることに力点を置いた「バイオ4」。


来年も寝正月かなぁと思っているなら、今のうちに用意しておこう。


なかなかのボリュームがあるが、こういうゲームは一気にやったほうが断然おもしろい。


映画1本ほどの金額でこの体験。操作はすぐに慣れるから心配ない。解説書もビックリするぐらい薄くてシンプルだ。


昔のバイオシリーズのパズルっぽい謎解きに挫折したり飽きたりした人はもちろん、むしろバイオシリーズをやったことがない人や、普段ゲームをやらない人も楽しめるだろう。


東洋系のお姉さんも出てくるので、ちょっと正月っぽいかも。


でもキャラクターのセリフは英語(字幕付)。そして村人の意味不明な言語……。


夜中にヘッドホンでどうぞ。


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他にニンテンドーゲームキューブ用、Microsoft Windows用などがあります。


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映画「サバイバル・オブ・ザ・デッド」


「サバイバル・オブ・ザ・デッド(Survival of the Dead)」
ジョージ・A・ロメロ監督 2009年 米


頑固爺ちゃん同士の意地の張り合い対決。


死者がよみがえるようになって間もなく、ふたりの男の意見が対立していた。


オフリン一族は、死者は眠らせるべきとし、マルドゥーン一族は死者は生かしておくべきとする。


両者は一歩も譲らない。絵に描いたような頑固爺ちゃんふたりが命をかけた張り合いが続く。


その場所はデラウェア州沖の大西洋に浮かぶプラム島。


場所を限定。対立する勢力構図。これは典型的な西部劇の設定そのままである。


西部劇が幾度となくリメイクされ続けている理由は、とてもシンプルだから。


数で勝る勢力が、同じ町(土地・地域)で暮らすもうひとつの勢力を追いやり、己の理想郷を作ろうとする。


そこに他所者が現れてひっかきまわす。


本作では島を追放された爺ちゃんが他所者をおびき寄せ、島に再び舞い戻り、意地の張り合いを再開する。


ここまで聞くとぜんぜんゾンビが出てこないようにおもえるかもしれないが、ちゃんと出てくるのでご安心を。


いつものように、ゾンビではなく人間が脅威であることは同じだが、その描き方がよりストレートになっている。


どこぞの国と国の関係だけでなく、アナタの職場の派閥争いやご近所さんの見栄の張り合戦まで、なんでも当てはまるとてもわかりやすい構図で物語はすすんでいく。


こうなるともうゾンビは風景の一部といってもいい。だからゾンビ自体のインパクトや恐怖を期待しないほうがいい。


ゾンビ映画が描くのはそもそも人間であることから、じっくりと原点に立ち返り、人と社会をみつめなおすきっかけを与えてくれる。


そんなふうに考えれば観た甲斐があるというもの。


とにかくコミカルにさえみえる頑固爺ちゃんたちの意地の張り合いをとくとご覧あれ。


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11/28/2010

はるな愛の目線

テレビ番組「紳助社長のプロデュース大作戦!」の企画で、宮古島に民宿「夢来人」をオープンしてお笑い芸人とイケメンボーイズがお客をもてなすというものがあります。


すでにオープンして営業中のそこに、ちょくちょく芸能人や著名人が訪れて宿のお手伝いをする様子が放映されています。


タレントのはるな愛さんが訪れたときのことです。彼女(彼?)がやってきた目的は、男性スタッフばかりの宿を女性目線で改善点をみつけるためです。


ご存知のようにはるな愛さんは男性目線と女性目線の両方を持っていることから、いろんなところに気がつくんですね。さらに自身で飲食店を数軒経営している実業家でもあります。


そんなはるな愛さんが気づいた主な点はトイレ。


民宿「夢来人」のターゲットとするお客さんは女性です。女性同士で宿泊されることが多い宿で、プライベートな空間というのは個室ではなくトイレだというのです。


仲のいい女性同士でも食後に歯に詰まったものをケアする際には誰もいないとろでしたいもの。そこでトイレに鏡と各種ケア用品を揃えてセッティングしました。


また、床に置いていた予備のトイレットペーパーを腰から上の高い位置に置き換えました。


便器近くの床においておくと男性が用を足したときに「しずく」がトイレットペーパーに降り注ぐ可能性があるためです(そのトイレは男性スタッフも使うことがある)。


ほかに玄関のスリッパには「抗菌・消毒済」といった紙を添えて清潔であることをしっかり伝える配慮も必要とのこと。


たしかに誰が使ったかもわからないスリッパを素足で使うときの抵抗感は男性でも感じたことがある人は多いでしょう。


使い捨ての新品スリッパを用意できないなら「抗菌・消毒済」であることを伝えるサービスが大事ですね。

私が思うに大雑把な傾向としては、男性はいろんな意味で用を足せればそれでOKみたいなところがあります。


だからつい自分がOKなら他人もOKだろうと思いがちに。だからこそ他人ならどう思うだろうか・どう感じるだろうかということを意識して想像しなければならないのですね。


はるな愛というタレントも、ほかにニューハーフタレントはこれまでもたくさんいたのですから、それらの人たちと同じだったらこれほど売れないでしょう。


視聴者(お客)の希望を読み取り、それに応える意気込みと技術、それに実行力があるからこそ売れっ子であり続けているのですね。


芸能界では島田紳助さんや番組スタッフがはるな愛のそういった能力に気づいてそれを活かすオファーをしましたが、私たちの日常では黙っていても誰も教えてくれません。


はるな愛さんのような視点と能力を持った人をみつけて、こちらから働きかけて意見を言ってもらう。


それができればアナタの店も、アナタ自身もみるみる魅力が増すでしょう。


★大事なのは想像力。ゲスト、お客、読者などの目線でイメージしてみること。


ちなみに、対象の魅力をひき出すタイトル作成法は私がこちらで紹介しています。

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栗山千明「可能性ガール」

映画『キル・ビル Vol.1』でGOGO夕張を演じた栗山千明さんのニューシングル「可能性ガール」は布袋寅泰さんが作曲、編曲、プロデュース。


実は布袋さんは『キル・ビル Vol.1』のテーマ曲を制作していたので、ふたりは間接的ながらも共演していたというわけです。


布袋さんは今井美樹さんや相川七瀬さんにも楽曲を提供しているので、ロックに輝く女性シンガーを見極める目はもちろん確かですね。


「可能性ガール」ジャケがすでに布袋っぽい☆


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