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08/20/2009

【日本語・文章書籍出版企画】お笑いで身につく!わかりやすい文にする技術

【日本語・文章書籍出版企画】の一部をご紹介します。

【書名】

■お笑いで身につく!わかりやすい文にする技術

 ~やさしい言葉で明快に伝える!日本語力の磨き方~
 ~みるみるわかりやすい文になる12のリライト術~
 (文章チェックリスト〈70項目〉付)

【キャッチコピー】

・お笑いに学ぶ、わかりやすくする方法
・だれでもわかりやすい文が書ける! 
・12の技術で飛躍的にわかりやすくなる!
・必要なのは「気づく技術」     
・楽しくなければ学習じゃない!
・これならやる気になる!「物語で学ぶ、わかりやすい文章の書き方講座」

【趣旨・環境・背景】

 日本語や文章や漢字にたいする人々の関心はますます高まっており、文章の書き方に関する本が多数出版されています。
 そんななか、オバマ大統領就任演説原稿を1980 年代生まれの若いライターが書いたことで、魅力的でわかりやすい文を書くことに年齢や肩書きは関係ないことが広く知られるようになりました。
 そこで、だれでもわかりやすい文を書くためのすぐに使える具体的な技術を、例文を用いて紹介します。


【特徴・内容】

 導入編では、お笑いを例にわかりやすくする考え方や方法を学びます。
 心構え編では、映画『ファインディング・ニモ』を例に、小中学生でも楽しみながら学べるよう、わかりやすく話をします。
 実践編では物語形式の例文を使って、文章チェック70項目のうち特に重要なもの12項目に絞り、以下の流れに沿って進めます。

[1] 例文のどこが「わかりにくさの可能性を秘めているのか」を示す
[2] 問題点を示す
[3] 解説する
[4] 解決策を示す
[5] リライト例を示す


【読者ターゲット】

・わかりやすい文を書きたいと願う人
・文章の上達を願う人
・楽しみながら文章の書き方を学びたい人
・小学校高学年から大学生まで簡潔な文章術を学びたい人(児童、生徒、学生)
・そのほか日本語や文章に興味がある人(老若男女)


詳細やサンプル記事等あります。
少しでも興味を持たれた出版社の方等のお問い合わせはお気軽にどうぞ。


 わかりやすい日本語アドバイザー 
 ▼「わかりやすい日本語で(Plain Japanese)」 編集・発行人 高田圭
 wave☆inter7.jp(☆は@に変更)
 
  サイト
 ▼日本語メルマガ わかりやすい日本語で(Plain Japanese)


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08/18/2009

映画「モンスターVSエイリアン(MONSTERS VS. ALIENS)」


「モンスターVSエイリアン(MONSTERS VS. ALIENS)」
監督:ロブ・レターマン
2009年/アメリカ/94分


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【モンスター紹介】

▽スーザン ジャイノミカ
 隕石に遭遇して15m21cmに巨大化。

△ボブ
 体はゼラチン質でできており、なんでも消化してしまう。

△コックローチ博士
 天才的な頭脳を持ったゴキブリ。

△ミッシング・リンク
 半猿半魚の生物。

▽ムシザウルス
 小さな虫が放射能をあびて100mに巨大化。


「モンスターVSエイリアン」のドリームワークス・アニメーションといえば「シュレック」が有名です。「シュレック」は緑色の怪物として人々におそられているという設定でしたね。


どうもドリームワークス・アニメーションはモンスターという題材が大好物のようです。


「モンスターVSエイリアン」では、普通の人間をいきなりモンスターにしてしまいます。


一般女性のスーザンを隕石に遭遇させて15mに巨大化したモンスターにしてしまうのです。


スーザンにしてみれば、モンスターになった自覚はなく、ただ体が大きくなってしまっただけ。彼女は元の生活に戻ることを切望します。


しかし、エイリアン来襲による危機にモンスター仲間たちと立ち向かううちに、これまで幸せだと自分に思い込ませていたことが、実はそうでもないことに徐々に気づきはじめます。


それは恋人デレクとの関係です。


デレクはふたりの幸せのためといいながら、自分のキャリアアップのために結婚式直前に新婚旅行先をいきなり変更しちゃうほど自分勝手な男。


そんなデレクに対してもスーザンは致し方ないと目をつむります。


男性のために我慢する典型的な女性像として描かれる前半のスーザン。


しかし巨大化してモンスター扱いされ、エイリアンと戦う経験をしてからの後半のスーザンは、婚約相手デレクの本質を見極められるようになります。


なによりスーザンが変わったのは、自分の願いや思いといった感情に素直になれるようになったことです。


あれほど元の生活に戻りたいと切望していたスーザンが、あれほど新しい名前を使うことを嫌がっていたスーザンが、モンスター仲間たちと共にエイリアンとの戦いを経験した後は、あたらしい名前を自ら名乗り、婚約者デレクに逆に三行半(通常は夫から妻に対する離縁状)をつきつけました。


正確にはスーザンとデレクの結婚式は教会ごと途中で崩壊しましたから、まだ夫婦ではなかったわけですが……。


それはさておき、こうした男女関係のあり方を軸にひとりの女性が困難に遭遇しながらもアイデンティティを確立していく物語はたくさんありますが、モンスターとエイリアンを題材にやってのけてしまったのはスゴいですね。しかもわずか94分間に収めています。


また、スーザンが突然巨大化する要因がエイリアン来襲の要因なっており、その要因をスーザンは手放したいと願い(元の生活に戻るため)もう一方でエイリアンはその要因を手に入れたいと願っています。


ところがその要因によって生まれ変わった(アイデンティティを確立した)スーザンは、あれほど要らないとおもっていて、やっと手放すことができたその要因を再び手に入れようとします。


その要因というのは物語構築上の用語で「マグフィン(Maguffin):悪者が欲しがっていてヒーローが持っているもの」を指します。


これほどわかりやすく、そして巧みにマグフィンが機能的に用いられているのは、観ていて気持ちいいですね。


ほかにも「エクスターナル・コンフリクツ(External Conflicts)外的葛藤(主人公を危険や不安に陥れようとする敵や第三者によって作りだされる困難)=エイリアン来襲」により「リレーショナル・コンフリク(Relational Conflicts)(相対的葛藤)→婚約者デレクとの関係」や「インターナル・コンフリクツ(Internal Conflicts)内的葛藤(矛盾または未解決な問題)→自分の気持ちを素直に表現できないスーザン」といたコンフリクツ(物語構築上の障害)を通してスーザンの「キャラクター・ディベロップメント(Character Development)(キャラクター・アークを作り出す、キャラクターのゆるやかな変化)」を促すあたりも、非常に上手です。


このように、物語づくりの教材としても最適です。


もしもシノプシスに書き出してみたら、これ以上ないほどにシェイプされた物語の設計図が浮かび上がることでしょう。


テーマが深く、子供も楽しめ、名作モンスター作品にちなんだキャラクターを登場させるいい意味での憎らしさもある「モンスターVSエイリアン」は、幅白い層にマッチする作品です。


作品として安心して観れる、ある一定以上の水準値をしっかりクリアしています。


さすがドリームワークス・アニメーションですね。


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stars本書はあくまでも、「リライト」であった。
starsそういうことだったのか!
starsストーリー構成ならこの本
starsリンダ・シガーのこの本は基本書。
starsとりあえず、持って置いてください。

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08/05/2009

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

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stars不完全故の美しさ
starsすごい観て良かった
stars数奇な人生
starsまさに映像美
starsブラピが…きれい

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▼「ベンジャミン・バトン 数奇な人生
(THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON)」

監督:デヴィッド・フィンチャー
2008年/アメリカ/167分


80代のおじいちゃんで生まれ、徐々に若返っていき、赤ん坊で亡くなる男――。


ふつうの人間とは逆の人生を送る彼は、映画のタイトルにあるように数奇な運命であるようで、実はそうでもない。


たしかに見た目と体の機能はふつうの人間の逆であるが、老いて死ぬとうことについては、ふつうの人間となんら変わらないからだ。


そもそもいわゆる人物の伝記ものの作品は、主人公がたいへん有名な人物である場合がほとんだ。


大富豪ハワード・ヒューズの伝記映画「アビエイター」。


スコットランド独立の英雄ウィリアム・ウォレスの伝記映画「ブレイブハート」。


しかし、ハワード・ヒューズって誰? ウィリアム・ウォレスって誰?という人にとっては箸にも棒に掛からない。


つまり、ある分野や世界におけるこれらの著名人を知らない人にとっては、その伝記映画はたいして魅力的ではないのだ。


ところが80代のおじいちゃんで生まれ、徐々に若返っていき、赤ん坊で亡くなる男の話ときけば、だれでも「おや?」と興味をそそられる。


このようにインパクトは強大だが、オチを真っ先にバラしてしまったようなものなので、作品の内容はオチの確認作業に終始しがちになる。


そういったわけで「数奇な運命」という言葉に過度な期待をすると、けっこうな長丁場の上映時間に少々あくびが出るかもしれない。


逆にいうと、愛する人との出会いを軸に展開する本作はどこにでもいる普通の人の人生と大差ない。


大差ないからこそ、観客はベンジャミン・バトンに自身の人生を重ねることができるのだ。


この「出オチのちょっと風変わりな男」が実は自分とたいして変わらないことに気づき、作品を観ているうちにいつの間にか映画の主人公とシンクロする妙な心地よさを感じることができるなら、きっと「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を楽しめるだろう。


邦題に使われている「数奇」は、運命を意味する「数」と、食い違うを意味する「奇」の組み合わせによって「ふしあわせ」「不運」をあらわすこともある。


80代のおじいちゃんで生まれ、徐々に若返っていき、赤ん坊で亡くなる男を「ふしあわせ」と受け止め、赤ん坊で生まれ徐々に年老いておじいちゃんで亡くなる男を「しあわせ」と受け止める人がいる一方、その逆に受け止める人もいるだろう。


人生が「数奇=ふしあわせ」かどうかは、その人の生き方によって決めることができるとするならば、原題の「CURIOUS CASE」の「CURIOUS」、つまり珍しくて不思議なことはたしかだが、あくまでそれだけであり、そこに「ふしあわせ」という意味はないことに注目しようではないか。


珍しいことによって周囲に偏見の目でみられ、それを「ふしあわせ」ととらえてしまうこともあるかもしれない。しかし、珍しくて不思議なことを天からのギフトととらえ、前向きに楽しく生きることだってできるのだ。


珍しくて不思議なことを、珍しくて不思議な能力とするならば、それは「天賦の才能」ともいえよう。


天賦の才能はときに妬み嫉みの対象ともなるが、その才能を活かして人の為、そして自分の為に生きることのすばらしさも間違いなく存在する。


あなたの人生はベンジャミン・バトンに比べたら平凡におもえるかもしれない。


けれども、あなたの人生はたったひとつしかない、たいへんユニークなものなのだ。


そしてあなたがこの世に生まれてきたという不思議のなぞは、あなたが自分の人生を前向きに歩み続けることでしか解くことはできないのだ。


珍しくて不思議な人生――それは、まぎれもなくあなたの人生なのだ。


ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットのファンは必見でしょう。

▼その他の伝記映画

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stars3時間
stars渾身の演技です。
stars中途半端
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starsものすごく期待感を持ってみたから…ちょっと

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stars中世スコットランドが英国からの独立を獲得するまでを描いた歴史もの
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stars大好きな映画
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映画「イーグル・アイ(EAGLE EYE)」

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▼「イーグル・アイ(EAGLE EYE)」
監督:D・J・カルーソー
2008年/アメリカ/118分
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ


ある日、コーヒーショップの店員ジェリー・ショーにかかってきた1本の電話。相手は女性の声で、FBIが迫っているから今すぐ逃げなさいという。


一方、法律事務所のパラリーガルとして働くシングルマザーのレイチェル・ホロマンにも女性の声で電話がかかってきた。指示に従わなければ8歳の息子を殺すというのだ。


日常を慎ましくも精一杯生きてきた男と女が、一本の電話によって国家の最重要指名手配犯として追われるようになるこの物語は、いわゆる「巻き込まれ型」の典型作品だ。


そういうわけで「イーグル・アイ」を観てまず思い浮かんだのが、サスペンスの集大成といわれるアルフレッド・ヒッチコック監督の「北北西に進路を取れ」だ。


「巻き込まれ型サスペンス」の傑作として広く知られている「北北西に進路を取れ」は、主人公が誰かに間違われることから事件に巻き込まれていく物語である。


「イーグル・アイ」においても平凡な暮らしをしていた青年が、いきなりだれかに間違われたかのような状況に放り出される。


ジェリーとレイチェルは次々に出される電話の指示に従うことでなんとか逃げのびることだけで精一杯だが、それでも徐々に黒幕をつきとめていく。


ジェリーとレイチェルの逃亡劇は、文字通り息をつかせぬアクションの連続である。


くやしいがスピルバーグにこういった作品を作らせたら、彼の右に出る者はそうはいない。


まして監督が「ディスタービア」のD・J・カルーソーである。「視線の交差」と「制約から救出への転換」が見事だった「ディスタービア」の監督とスピルバーグとくれば、おもしろいことは折り紙付である。


▼「ディスタービア」作品レビュー


「北北西に進路を取れ」のリメイクをしたらどうなるか? そんなことをおもって「イーグル・アイ」を観ればおもしろさが倍増するだろう。


もちろん「イーグル・アイ」を観てから「北北西に進路を取れ」を観てもいい。


両作品を観比べてみれば、物語構築の方法と手順と展開がよく似ているとがわかるだろう。


マグフィン(Maguffin:悪者が欲しがっていてヒーローが持っているもの)の用い方や、ある程度の段階で黒幕を明らかにして、クライマックスへと盛り上げていく手法など、玄人のなせる業(ワザ)だ。


さらに物語のキャラクター設定の定石「父と息子の和解」もちゃんとある。


「イーグル・アイ」を観ると、この作品にはけっしてド肝を抜かれるような奇抜さや斬新さが満載とはいえないのだが、サスペンスの基本をおさえた職人芸が物語作りのスキルとしてしっかり受け継がれるシステムがハリウッドにはあるんだな、というのが実感できる。


時代が変わり物語の題材や用いられる小道具は変わっても、物語構築の技術はしっかりと受け継がれ、どんどんブラッシュアップされていく。


だからハリウッドの映画作品は、それがヒットするかどうかは別にしても、映画作品になったものの多くは、基本となる「物語」がそこそこちゃんとしているのだ。


日本ではあまり公開されないコメディ作品や、アメリカンドラマなんかも含めてちょっとでも話題になった作品は、ちゃんとおもしろい。


「ちゃんとおもしろい」という言い方はいくらか変な感じだが、これは観客を楽しませる基礎があって、おもしろくなることにじゅうぶんうなづける構造をしているという意味である。


それができるのも、宝くじとはまったく縁遠い、安定した「物語づくりの土壌」があるからだ。


日本だと、たまにすごくおもしろいすばらしい作品がポン! とできたたりする。


でもその一方で、思わず「なんじゃこりゃぁ!」を松田優作のモノマネしざるをえないような作品がポンポンポン!と出てきたりする。


こういう状況を「宝くじ頼み」という。つまりハズレが多いのだ。


別にハリウッド映画を必要以上にヨイショするつもりはないが、ハリウッドでは映画づくりを宝くじを買うような感覚でするようなことはまずないんじゃないかとおもう。


今回の「イーグル・アイ」を観れば、ハリウッドの脚本術というのはやはりシステムとしてもきちんと機能しているんだなというのが実感できるのだ。


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starsDISTURBIAとは。
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TBS迷走「MR.BRAIN」で顕著に

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ちょっと前に、TBSの視聴率低下に歯止めがかからず、番組改編を断行して危機脱却を狙っているという話を耳にしました。


TBSの迷走ぶりは、TBS ドラマ『MR.BRAIN』に顕著にあらわれていました。


『MR.BRAIN』を一話でも見た人はおわかりだとおもいますが、このドラマは豪華出演者陣を揃え、お金がかかっていそうなセットと機材など、気合の入れようはバンバン伝わってくきますよね。


でも、ドラマ自体はいただけません。


ヒトコトでいえば「散らかりっぱなし」です。


どんな連続テレビドラマであれ、そこには世界観が存在するのが普通です。レギュラーの出演メンバーたちでひとつの物語をつくっていくと、そこにはそのドラマならではの「世界」が誕生します。


つまり、連続ドラマは「雰囲気」が作れるかどうかが肝心なのです。


ドラマが醸し出す「雰囲気」に来週も浸りたいと視聴者に思わせることができなければなりません。


ところが『MR.BRAIN』は出演者が豪華で、なおかつ多すぎる。ドラマの主役もしくは重要な脇役をこなしてもおかしくない面々が、研究所の研究員のチョイ役で出ていたりするのですから。


お目当ての俳優が毎週テレビ画面にチョイとオマケ程度に出たところで「ウォーリーを探せ!」みたいなゲームならまだしも、ドラマではあまりうれしくもないでしょう。


ファンは、お目当ての俳優がドラマで活躍するところを見たいのすから。


豪華なセットに豪華な俳優陣がチラ見できえるだけでは、ドラマの世界に浸ることなんでできません。


そもそも「チラ見」だけでは、ドラマの雰囲気を作り上げることもできません。


ドラマの雰囲気が作れなければ、視聴者がドラマの世界に浸るなんてことはとうていできません。


それに、雰囲気は借り物では醸し出せません。


『MR.BRAIN』を観るとどうしても思い出させられるのは、キムタク主演のフジテレビのドラマ『HERO』です。


『HERO』がヒットした要因のひとつは、基本となる出演者たちの数が決まっていて、それぞれの出演者たちが演じるキャラクターが生き生きとしていたことにあります。


また『HERO』は大金をかけて豪華なセットを使っているようにはみせずに、比較的地味にみえるセットでキャラクターをじっくり育てていきました。その結果、ドラマに特有の雰囲気が醸し出されたのです。


さらに『HERO』特有の雰囲気のなかで展開する物語は、ドラマの定石のとおりに1話でひとつの事件が解決しました。こうした安定感と安心感に後押しされた視聴者は、ドラマが醸し出す雰囲気にまた浸りたいと願い、次週の回を楽しみにすることができたのです。


ところが『MR.BRAIN』はどうでしょう。


そもそもドラマ開始時期が他の同時期のドラマと比べれるとちょっと遅らせ気味であるばかりでなく、ひとつの事件が1話で解決せずに、次週の頭まで引っ張ったこともあります。2週に分けて前半と後編に分けるドラマはよくありますが、なんと一話が「一話+次週の四分の一(ぐらい)」で完結という超変化球を使いました。


もうこうなると収拾がつきません。「散らかりっぱなし」です。


『MR.BRAIN』というドラマ自体が、大金をかけたセットと豪華な多数の出演陣をいくら揃えても、どこまでも空回りの迷走ぶりを見事に表してしまっている。


かつては「ドラマのTBS」なんていわれていなかったでしょうか?


そもそもTBSはニュース部門の力が強いそうですが、ゴールデンタイムの19時にバラエティ色が濃い小林麻耶アナウンサーでニュース番組を放映しています。


報道志望が多い女子アナ。そんな例にもれずなのでしょうか、人気がある小林麻耶アナを局につなぎ止めておくためなのかはわかりませんが19時台にバラエティ色ムンムンの女子アナがニュースを読んだところで、この時間帯にニュースを見たい視聴者の多くは昔からの習慣でNHKにチャンネルを合わせることでしょう。


結局、TBSでそこそこ安定して視聴率がとれるのは再放送の「水戸黄門」と、借り物の韓流ドラマだけのようです。


どうしちゃったのでしょうかTBSは。


きっといいスタッフが揃っているでしょうから、TBSをうまく舵取りできる人が現れるといいですね。


今後に期待しましょう!

―――――――――――――――――
【補足】


『MR.BRAIN』はおもしろいんだよ。


ここでいうおもしろいっていうのは、ドラマづくりの方法とかマーケティングとかテレビ局ごとの性格と特徴とか、そういう意味ね。


『MR.BRAIN』の脳科学っていうのはすでにブームになっていた題材で、そのブームにのっかって(利用して)キムタクにキャラを付けようとネズミのペットを飼わせたりバナナを食べさせたりしたけど、どうもしっくりこない。


それに比べて「HERO」は「ラフな格好の中卒変わり者の検事」っていうインパクトがどーん! とあって、なんだそれ? って気になって観てるうちに、主人公の通販大好きキャラにどんどんハマっていくっていうしっかりした道筋があった。


フジテレビはなんだかんだいって今までみたこともないと思わせるようなものをおもいきって「どうだ!」って出してくるところがある。


TBSはなんだかんだいって今までどっかでみたことがあるように思わせるものをチョイチョイと料理して出してくるところがある。


どちらも作品づくりとしてはアリなんだけど「雰囲気づくり」という点ではどうしても新しいと思わせる題材や物語のほうがじっくり世界観を構築しやすいってのはあるだろうなとおもう。


ドラマづくりっていうのはどこも大変だとおもう。特に『MR.BRAIN』の科警研のセットは通常のドラマセットとは違った作り方をしたために、撮影に時間がかかって大変で、なおかつガラス張りの研究室なのでよくスタッフの姿が映り込んでしまって、時間が押してるのにもぉ! っていうことがよくあったそうだ。


またスタッフは睡眠時間が少ない中で何日にもわたって撮影し続けるため、ADが本番中に立ったまま寝てしまい、手に持っていた台本かなにかを落として音が出て、コラーッ! なんてこともあったとか。


まぁTBSは今はなにをしても空回り感があるけれど、この時期を乗り越えればきっと断然おもしろくなる可能性はじゅうぶんあるヨ。


そのためには、各部門のスタッフが自分が観たいものを気兼ねなく思いっきり作っているなと視聴者に思われることが必要かもしれないネ。


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starsフジテレビの商魂に喝
starsタイミングを逃し過ぎ?
stars劇場版に連結しているスペシャル版。面白いです。
stars結論…鼻デカのオッサン
starsいいよ。これ。

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映画「容疑者Xの献身」

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▼「容疑者Xの献身」
監督:西谷弘
2008年/日本/128分
原作:東野圭吾『容疑者Xの献身』


「容疑者Xの献身」は東野圭吾の物理学者湯川シリーズ「探偵ガリレオ」「予知夢」のドラマ化で高視聴率を記録したテレビドラマ「ガリレオ」の劇場用映画作品です。


しかし映画作品のタイトルに「ガリレオ」ということばを使っていません。


実際、ドラマと映画ではちょっと違います。


もちろん映画でも天才物理学者の湯川教授役の福山雅治や、刑事役の柴咲コウといったキャストはドラマと同じですが、その内容や雰囲気は別物といってもいいかもしれません。


ドラマのほうがコミカルで明るく、映画のほうがシリアスで暗いといってしまえばそれまでですが、ドラマを見たことがない人でも十分楽しめる映画作品になっています。


ドラマから映画へ、という作品の多くはドラマのファンをメインターゲットとしていますが、映画単体でもじゅうぶんOKな「容疑者Xの献身」は、やはり原作小説がすばらしいからでしょう、ドラマの固定ファンのみならず幅広い層の人々にアピールする力を持っています。


とかいいつつ、私は原作小説を読んでいません。おそらく、原作小説を読んだ観客は、原作のほうがいいと言うでしょう。でも原作のある映画についての原作ファンの感想は、たいがいそんなものです。


文章と映像。それぞれの領域でがんばって作った結果、それ自体でおもしろいかどうかが大事なのです。その点、映画「容疑者Xの献身」はじゅうぶんに観る価値のあるスゴい作品です。


謎解きやトリックを用いるドラマや映画では、その謎の「方法」だけでなく「動機」も重要で、むしろ動機にこそ「人間」が描かれる度合いが大きく、その内容如何によって作品の評価もおおきく違ってくるもの。


「容疑者Xの献身」では、誰が犯人かは初めに明らかにされます。


観客に与えられるのは、殺害という事実の隠ぺい工作にどのようなトリックが使われているかという謎と、隠ぺい工作を行う天才数学者・石神哲哉(堤真一)の動機の謎の解明のカタルシスです。


このうち、観客をミスリードさせる隠ぺい工作の巧みさは見事です。本格推理かどうかという論争(?)もあるようですが、特別な思い入れのあるコアな推理ファンでなければ、そのあたりは気にしなくてOKです。


私は推理モノの作品はあれこれ推理せずに作者のミスリードにも素直にノッて楽しもうとすることが多いのですが、それがミスリードであるとミエミエでない程度にうまくミスリードするあたりは、さすが東野圭吾の原作ですね。


そして天才数学者・石神(堤真一)の動機の謎については、原作ファンたちにとっては物足りなさを感じるようです。どうやら原作ではそのあたりについて納得できる詳細なシーンが書かれているようなのですが、映画では時間の都合上、細部にわたって映像することは難しいとする声があるようです。


具体的には、映画作品では天才数学者・石神役の堤真一が男前であることや、高校教師である彼の職業や生活がそれほどわるい(悲惨)とは思えないところにあるようです。


原作小説では石神がどのように描写されているのかはわかりませんが、たしかに石神役の堤真一は地味なスーツ姿で終始うつむき加減で冴えない中年男を演じています。でも、なにぶん堤真一は「素材」が良くて男前なために、容姿的にイケてないのではなく、服装がイケてないだけという印象を与えやすいでしょう。


さらに映画作品中の、大学の同期生である湯川教授への石神のセリフに「君はいつまでも若々しくていいな」といった意味のものがあり、これが動機に関する重要な点となっているからも「石神の容姿」はもっとみすぼらしいものではくてはならないという声もあるようです。


そういった意味でも、石神役を堤真一にしたことをミスキャストとする意見もあるようですが、むしろリアリティがあると思います。


というのは、ある程度の容姿の良し悪しはパッと見でわかるものの、そうはいっても容姿の良し悪しは好みの問題でることがほとんどだからです。


ずっと自分がイケメンだとおもっている三枚目なんて、世の中には星の数ほどいます。


裏原あたりでオシャレのカリスマといわれている人だって、そこが原宿界隈でファッションが個性的、というか奇抜だからそう自称しているだけで、よく見たら冴えないオッサンだったということは、よくあることです。


他にも、多くの人たちは美人だと言ってくれるのに、自分の鼻の高さが足りないと思っているのでとうてい美人とは思えずに人目をさけるようにしている、なんてこともありがちです。


結局「見せ方」の問題だったり「自分の理想とのギャップ」の問題だったりというのが「美」や「容姿」のリアルなところでしょう。


天才数学者の石神は、それなりの小奇麗な見栄えのいい服を着て堂々としていればかっこいい男性です。腹も出ていませんし、身長もそこそあるし、禿げてもいません。給料や待遇だってけっこう良さそうな安定した高校教師すし、住まいだって都内の2DKぐらいのアパートです。


独身だし、お金のかかる趣味もないようですから、もうちょっと家賃の高い立派なマンションにだってその気になれば住めそうです。


容姿的にも経済的にも世間的にも、わるくありません。というか、婚活中の独身アラサー・アラフォー女性にとっては結婚相手として申し分ないんじゃないでしょうか。


ところが石神は天才数学者でありながら家庭の事情で大学に残ることができなかった。もしも大学で研究を続けていればまちがいなく教授になって数学の研究を続けていたことでしょう。


そもそも数学というジャンルは、数学者の数も少なく、大学以外で活躍できる場はほとんどないと言っていいかもしれません。


化学や物理学なら、企業の研究所で働くという道もいろいろありますが、数学というジャンルは数学者の数もほかの分野に比べると少なくて、活躍できるフィールドも少ないとどこかできいたことがあるように思います。


それに石神はただの数学者ではありません。天才物理学者の湯川教授が認める、天才数学者です。


類稀なる能力を授かったのに、それを発揮する場を得られない。


それは、絶望の中にいることを意味します。


絶望から彼を救ってくれたのは、新たな光。具体的にはアパートの隣の部屋に引っ越してきた花岡親子(母娘)です。


唯一の希望だった数学の道を閉ざされたと感じ、絶望の中にいた石神が数学以外の希望の光をみつけた。


その意義の大きさを想像するならば、石神の容姿や待遇が世間一般的にみて悪くないどころか、良いほうにおもえればおもえるほど、リアリティが増すのです。


昔は数学さえあれば、数学さえできれば良かった。しかしその唯一の数学研究の職の道が閉ざされて絶望の中にいたときに射し込んだ一筋の光。


石神の容姿や待遇が良ければ良いほど、彼の心情のリアリティが浮き彫りになるのです。


だから、原作小説で石神の容姿や待遇がどのように描かれているのかは知りませんが、映画「容疑者Xの献身」で石神役を堤真一にしたのは、それはそれでじゅうぶんに「アリ」だと思います。


花岡靖子役の松雪泰子もスゴくいい芝居をしていますヨ。


なにはともあれ「容疑者Xの献身」は、心の琴線に触れる作品です。


容疑者Xの献身容疑者Xの献身

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映画「アイアンマン (IRON MAN)」

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starsヤバイ、面白い
stars単純におもしろい
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starsCGはブルーレイで
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▼「アイアンマン (IRON MAN)」
監督:ジョン・ファヴロー
2008年/アメリカ/125分
原作:マーベル・コミック「アイアンマン」


■ 天才発明家のトニー・スタークは軍事企業の社長で超お金持ち


武器のデモンストレーションでアフガンを訪れたトニーは、車で移動中に武装集団の攻撃を受けて拉致される。


兵器開発を強要されたトニーはひそかにパワードスーツを製作。それを使ってなんとか脱出する。


帰国したトニーは軍需産業からの撤退を発表。


さらに自らが作った武器がテロリストに横流しされていることを知る。トニーは個人で新型パワードスーツを開発し、テロリストとの戦いをはじめる。

■ どんだけ上手いねん!


はじめに言っておこう。「アイアンマン」はスゴくおもしろい。そしてとてもよくできている。


映像、ストーリー、キャラクター。どれをとってもスマート。さらに社会風刺と笑いもある。


近年「アイアンマン」ほどすんなりと映画を楽しむことができた作品はないといってもいいほどだ。


料理でいうと、濃すぎず、薄すすぎず、辛すぎず、甘すぎず、熱すぎず冷めすぎず、ボリュームもほどよい。


どんだけ上手やねん! いったい監督はだれかとおもったら「ザスーラ」の監督をしたジョン・ファヴローであった。


オバマ大統領のスピーチライターとして有名になったジョン・ファヴローとは同名だが別人の彼は、俳優としても活躍。数々の映画に出演している。


さらに米大ヒットコメディドラマ「となりのサインフェルド」にゲスト出演もしている。


「となりのサインフェルド」は日本ではほどんど知られていないが、米国でお笑いといえばこのドラマ抜きには語れないほど超人気ドラマであり、その笑いの特徴はナンセンスにあるのだが、ここではジョン・ファヴローそんな超人気コメディドラマにゲスト出演するほどの「笑い」のセンスがあることを心にとどめておいていただきたい。


その笑いのセンスが活かされたのが傑作「ザスーラ」だ。


レトロとCG映像とパラレルワールド。家族で観るなら迷わず「ザスーラ」
▼「ザスーラ(ZATHURA)」作品レビュー


そしてこの「笑い」の要素を丁度いい加減でスパイスとして加えたのが「アイアンマン」である。


こう書くとまるで「アイアンマン」がコメディかと思われるかもしれないが、そうではない。

■ 真面目過ぎないほどよいユルさ加減


真面目過ぎないほどよいユルさ加減が、全体として非常に良い効果を生んでいるのだ。


たとえばパワードスーツにしても、初期型は材料が限られていたこともあってものすごく手作り感がある。ここでいう手作り感とは、武装集団に拉致されて監視下にありながら寄せ集めの材料でなんとか作ったとう「リアリティのある手作り感」である。


そして帰国した後に作った新型パワードスーツがいくら最新の材料と機器を結集して作ったとしても、あくまでスーツであるからこれを使いこなそうとするトニーは何度も失敗を重ねる。


飛ぶどころか空中に浮くことさえうまくできない。パワーの制御とバランスをコントロールすることが難しい様子がちょっとコミカルにみえる絶妙の撮り方をしている。


また徐々にパワードスーツの扱いに慣れていくのと平行して、秘書の女性とのラブロマンスも直接的なお色気無しにもかかわらずしっかり織り込まれていく。


そもそも武器商人の映画というのは、ふつうなら米国ではタブーだ。なぜなら……こちらのレビューを読んでもらえればそのヒントを得られるだろう。


というわけで、ふつうだったら武器商人の映画というだけでリスクがあるのに、うまいこと一流のエンターテイメント娯楽作品によくぞ仕上げたと拍手をおくりたい。


それもこれも、いい意味での「ほどよいユルさ加減」を真面目にしっかり徹底しているからこそできるのだ。

■ 生身のメカ感


また、程よい匙加減としてはメカの描き方や使い方がよい例だ。


メカ映画「トランスフォーマー」が有名だが、これはちょっとやりすぎの典型例となっている。


「トランスフォーマー」のメカのCGはほんとうにスゴい。目がまわるぐらいにクルクルとめまぐるしく変形する。だが、スゴい映像だったね、のヒトコトで終わってしまう。いわゆる余韻がゼロに近いのだ。


「トランスフォーマー」のメカの映像はたしかにスゴい。パッと見は「おぉ!」となる。


映画「ファイナルファンタジー」の人間のCG映像は、当時としてはたしかにスゴい。パッと見は「おぉ!」となった。


だが、そればっかりでは観客は飽きてしまう。フカヒレスープがいくら高級料理でおいしいといっても、朝昼晩毎日ずっとフカヒレスープでは飽きてしまう、みたいなものだ。


ところが「アイアンマン」は映像がスゴいけど、どこかアナログっぽいリアリティがある。昔のアニメでいえば「サブングル」みたいな。(――ってわかりづらいか^^;)


最高のオーディオシステムで音楽を聴くのもいいが、生演奏のライブに行ったほうがワクワクした、なんて経験はないだろうか。


デジタルの音がイヤホンやヘッドホンを通して聞えてくるんじゃなく、生演奏の楽器の音が空気を伝って聞えてくる。


そんな感覚が「アイアンマン」にはある。ひとことでいえば「生身のメカ感」とでもいおうか。それができるのも、キャラクターの味付けや、物語のペースや、笑いのセンスがしっかりとかみ合っているからだ。


「アイアンマン」はラブロマンスとしても、人生のドラマとしても、メカアクションとしても楽しめる、エンターテインメント傑作である。

■ おもしろい冒険・アクション作品を見極めるヒント


ちなみに、おもしろい冒険・アクション作品を見極める指標のひとつはラブロマンスにある。


たいていの冒険・アクション作品の主人公は、ヒロインと恋に落ち、程よいあたりでベッドシーンになる。これはよくあるパターン。するとその映画作品自体もよくあるパターンのどこかで観たことがあるような冒険・アクション作品であることが多い。


ヒーローとヒロインが「いい仲」になってもベッドシーンがないどころか、キスシーンさえない作品は、不思議とかなりおもしろい冒険・アクションであることが多いようだ。


そして「アイアンマン」もこの法則(?)に当てはまるのだ。

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映画「28週後...(28 WEEKS LATER)」


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「28週後...(28 WEEKS LATER)」
監督: フアン・カルロス・フレスナディージョ
2007年/104分


ダニー・ボイル監督作「28日後...」の続編となる本作は、べらぼうに評判がいい。


あまりにヤバすぎて(いい意味で)「どのように記事にすればいいのかと思っているうちに結局書きませんでしたパターン」になってしまってはいけないと、あえて軽~いノリで紹介しますね。


真面目に(いつも真面目ですが)論じると、とてつもない分量になりそうなので……。


ご存知のようにゾンビ映画というのは多かれ少なかれ社会風刺の要素を持っています。


ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画なんかは特にその傾向が強いのは有名です。そのあたりの具体的な話は、以下のE-BOOKで解説しています。(未読の方はタカまでお便りくださいね)


●「深夜の課外授業 ゾンビでわかるアメリカ合衆国
  ~けっして日没前には読まないでください~」


「28週後...」もその例にもれず社会風刺が効いています。しかしそれは米国産ゾンビ映画とはちょっと違います。


米国産ゾンビ映画は、自国の歴史と社会を自虐的に皮肉るみたいな部分が味のひとつにもなっていますが、英国産の「28週後...」は本家(?)米国ゾンビから距離を置き、ゾンビファンだけでなく広く一般客の心を震わせつつ、軍隊や戦争、そして国家というものを風刺しています。


「28週後...」は、ある一家のおとんがおかんを救えずにひとり生き残るシーンからはじまります。


この冒頭のシーンに観客はガツーンとやられます。なぜってスペインに旅行に行ったままの子供たちを心配しながら田舎の老夫婦の家に隠れていた夫婦がゾンビたちの襲撃を受けるのですが、このときの逃亡劇がすさまじいからです。


ご存知のように最近のゾンビは猛ダッシュします。ウィルスに感染したゾンビは生者をみつけると自身の身体能力の限界などおかまいなしにフルスロットルの猛スピードで追いかけてきます。


しかもその数はどんどん増えていきます。正気のおとんはゾンビ以上のフルスロットルの猛ダッシュで逃げなければなりません。


息をもつかせぬ展開と逃亡において、このセットアップのシーン以上のものを観たことがありません(たぶん)。


なんとか生き残ったおとんは、おかんを助けることができなかった自分を赦せないまま、旅行中のために助かった子供たちと、安全宣言が出されたロンドンで再会します。


おとんは、子供たちにおかんを救えなかったと説明します。悲しみにくれる子供たちは、おかんを身近に感じられる物を手に入れようと、安全区域をそっと抜け出して自宅に戻ってしまいます。


そこで子供たちはおかんを発見するのです!


実は、おかんはウィルスに感染してもゾンビにならない抗体を持つ特別な人間(感染しても発症しない「保菌者」)だったのですが、恐怖のためかウィルス感染の副作用のためか、日常会話や日常生活はできない状態で入院(隔離)されています。


そこにおとんがやってきて、助けられなかったことをあやまって妻にキスします。


そしておとんがウィルスに感染。安全宣言が出されたロンドンにふたたびウィルスが蔓延していくのです。


やがて民間人を守るための米軍主導のNATO軍に「コード・レッド」と呼ばれる緊急事態令が発令されます。


これは、感染者も感染者から逃げる民間人も区別がつかないからみんな射殺しろ、という命令です。


このシーンは、軍隊・戦争・国家というものが本来どういうものかを風刺しています。


以上が前半部分のおおまかなあらすじです。このように、人間の心の葛藤や家族への愛、そしてウィルスへの抗体という希望の光を消えぬようにすればするほどふたたび感染が広まる様子は、観る者にいたたまれない感情を起こさせます。


あらゆる物語は、観客や読者にこの「いたたまれない」感情を起こさせせることができれば成功です。


いたたまれない感情が起こる前提条件には、登場人物への感情移入が不可欠。


このとき、観客が自然と主要な登場人物それぞれと同じ目線に合わせることができるようになっていれば大成功です。


「28週後...」では、おとんやおかんや子供たちや、また子供たちを守ろうとする大人たちのそれぞれの思いや願いが、まるで自分のことのように感じられます。


「コード・レッド」が発令されても、自身の心に正直に向かい合うNATO軍の兵士だっています。仲間(戦友)を助けたい兵士や、ウィルスの抗体が作れる可能性を秘めた子供たちを守ろうとする兵士です。


それぞれに大事なものを守ろうとする気持ちと行動が、ウィルス蔓延の可能性を秘めており、ちょっとしたきっかけで事態がどんどん悪いほうへ転がっていく「いたたまらなさ」がひしひしと伝わってきます。


「いたたまらなさ」だけではありません。


ゾンビから逃れるため、暗闇に覆われた地下鉄線路を銃の赤外線スコープを覗きながら子供を誘導して進む女性の目線の映像は、あたかも自分がその場にいるかのようであり、暗視スコープに映し出される子供が真っ暗闇の中を声の指示だけを頼りに進もうとする様子に、ただただ圧倒されます。


「いたたまらなさ」と「迫力の映像」。そして「社会風刺」。


前作「28日後...」とセット観るといいですが「28週後...」だけでも十分すごい作品なので、ぜひ観てみてください。


評判がいい理由がきっとわかりますから。


もちろん、ゾンビが出てきますからかぁなぁり血飛沫が飛び散りますし、コードレッド発令による射殺シーンもありますので、そのあたりは覚悟のほどを。


▼「28日後(28 DAYS LATER)」作品レビュー
http://plain-story.cocolog-nifty.com/ps/2004/05/2828_days_later.html


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新感覚!ツッコミでわかる動物の生態


お笑い芸人コンビのアンタッチャブルの柴田さんは動物大好きだそうで、彼が出演する動物がテーマの深夜番組をチラッと観ました。


めっちゃおもろしろい!


基本的にアンタッチャブルのおふたりは前向き思考というか、つまりはポジティブで明るい方々であり、どうしても山崎さんのほうが目立ちがちですが、実は柴田さんも山崎さんに負けず劣らずテンションが高くて、さらにツッコミだけあってしゃべりにいいかんじのキレがあります。


ただの動物好きならたくさんいますが、動物好きをテレビでバラエティとして提供するスキルをもった柴田さんをみると、あらためてアンタッチャブルはスゴいなぁとおもいます。


柴田さんのがんばりもあってか最近は動物関連のバラエティ番組が増えているようですから、ぜひみなさんも観てみてくださいね。


ちなみに柴田さんは東京都恩賜上野動物園の年間パスポートを持っています。


その年間パスポート代はいくらだとおもいますか?

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なんと、2400円です!


▼上野動物園


柴田さんは動物図鑑(書籍)も出してます。

ツッコミながら楽しめる動物図鑑はこれまでなかった!

アンタッチャブル柴田英嗣の日本一やかましい動物図鑑
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stars笑えます。
starsブログのまとめ

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モーニング娘。とディズニーの意外な関係!?

先日、モーニング娘。の卒業生たちが集まって、今だから言える当時の秘話といった企画の番組がTBSテレビで放映されました。


低視聴率に悩むTBSが少しでも数字を取れそうな企画を! という並々ならぬ願いを感じずにはいられない企画ではありましたが「うたばん」で石橋氏にイジられることで各メンバーのキャラクターが発掘・クローズアップされてますます人気グループになったことからも、TBSとしてはこれなら数字がとれると鼻息を荒くしたのではないでしょうか。


そんなTBSの思う壺夫くん状態でまんまと番組を見た私は、やはりモーニング娘。はディズニーと似ている部分があるなぁと思いました。


ご存知のようにモーニング娘。(最後のマル「。」まで入って固有名詞です)のメンバー数は5人から十数人ぐらいで、卒業と新規加入を繰り返しています。


現在のモーニング娘。のメンバーには、グループ結成時の初期メンバーはひとりもいません。それでもモーニング娘。なのです。


ディズニーのキャラクターに卒業は基本的にありませんが、次から次に新たらしいキャラクターが加入していく。それでもディズニーなのです。


常に新しい物語が生まれ、物語に登場する新しいキャラクターがディズニーの仲間に加えられていく。


ディズニーというのはたとえるならばひとつのファミリーのようなもので、そこには新たな物語と新たなキャラクターがどんどん加わっていくのです。


これはほんとうの家族と似ています。人と人とが出会い、新たな家族が生まれ、家族に新たな新メンバーが加わっていく。まさに人間の家族そのものと同じなのです。


モーニング娘。はそこに「卒業」という名の「旅立ち」を演出することで常に新しいキャラクターを追加し続けて、メンバーの若返りと低年齢を維持しつづけています。


アイドルグループという性格上、メンバーの若返りは必然ですが、モーニング娘。出現以前のアイドルグループとの決定的な違いは、モーニング娘。というファミリー名はそのままで、その構成メンバーだけを次々に入れ替えていくその手法です。


ディズニーもこの手法を用いています。ディズニーにはキャラクターの卒業がないじゃないかと思われるかもしれません。たしかに卒業はありません。なぜなら「卒業」の必要がないからです。


ディズニーのキャラクターは基本的に歳をとりません。ずっと同じような年齢設定のままです。


そのため、キャラクターの若返りをする必要がありません。


実はモーニング娘。には若返りの必要はありますが、より大きなファミリーという捉え方をすると、必ずしも「完全に卒業」しているわけではありません。


元モーニング娘。の中でもほんとうに芸能界を引退して一般人に戻った人もいますが、たいていの元モーニング娘。メンバーたちは、同じ系列の所属事務所に所属したまま、ハロープロジェクトの一員として活躍する場合がほとんどです。


このようにみてみるとモーニング娘。もディズニーと同じように次から次に新しいキャラクターを追加していき、全体でみると大きなファミリーとしてずぅっと続いていけるようになっています。


メンバーの入れ替えによるアイドル名のブランド化と存続を、モーニング娘。のプロデューサーのつんく氏がどこまで見据えて計画的に行っていたのかはわかりませんが、最盛期の人気ぶりから比較すれば人気低迷とはいえ、現在でもモーニング娘。が存続していることをおもえば、少なからずショービジネスを研究していたことは確かでしょう。


研究の結果、ディズニーと似ている部分が出てきたとうのは、多くの人々に愛されるブランドというものをとことんまで煮詰めると、分野は違えども共通項が出てくるのは当然のことなのかもしれませんね。


以上にように考えてみて、あらためて気づいたディズニーのスゴいところは、キャラクターが卒業しないために、ずっとキャラクター名が残っていくことにですね。


元モーニング娘。のメンバーの名前は、その後の各タレントのがんばりによってもっと知れたり忘れ去られたりしますが、ディズニーのキャラクターは一度その名を覚えてもらえれば、ずぅっと残っていきます。


ずぅっと残っていけるのは、そのキャラクターが誕生した時点ですでにしっかりした物語世界に裏づけされ、確立されたキャラクターがあるからです。


あたらなディズニーの物語が誕生した時点で、その物語に登場するキャラクターはディズニーというファミリーの一員としてずぅっと活躍していく要素を持っているのです。


アイドルグループの場合は、誰かに上手にイジられることでキャラクターが見出され、それを発展させていく必要があります。


モーニング娘。は幸運にもTBSの「うたばん」で石橋氏によってそれがなされました。


ディズニーには、そしてピクサーにも、モーニング娘。の場合の石橋氏のような人物が何人もいるのでしょう。


だからディズニーやピクサーのキャラクターは誕生したときからすでにキャラクターがしっかり確立しているのです。


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おすすめ平均
starsモー娘。の歴史
starsこういう売り方はよくないです!
starsがっかり
stars確かに
stars娘。離れしてましたけど...。やっぱり良いなと思いました。

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映画「タイガーランド」


タイガーランド〈特別編〉 [DVD]
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stars反旗を翻す
stars心に残る場面の多い映画でした
stars戦闘シーンのない戦争映画
stars実戦前の兵士を描写した戦争映画

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「タイガーランド」
 監督:ジョエル・シューマカー


「物事は、それ自体を見せるよりも、それ事後を見せるほうが効果的な場合がある」(――3分映画のタカ――)


この格言(笑)にもあるように、これまでベトナム戦争を題材にした映画は、ベトナムでの戦争の話、もしくは米兵がアメリカ合衆国に帰国してからの話(帰還兵の苦悩)というのが多くを占めていました。


そんななか、ベトナムへ送られる兵士たちの訓練の様子を描いた作品に「フルメタル・ジャケット」があります。


海兵隊訓練キャンプでの新兵の訓練の様子が描かれるこの作品は、ベトナムへ送られるまでの訓練シーンと、訓練後に送られたベトナムでのシーンがあります。


しかし「タイガーランド」にはベトナムのシーンはありません。ベトナムから帰還した後のシーンもありません(兵士がその後どうなったか伝えきいたといったようなナレーションはあります)。


あるのは、アメリカ合衆国の国内での新兵訓練の様子と、そこで訓練を受ける新兵たちの生き様です。


新兵のボズは規律違反や問題行動が続いて小隊のお荷物のように扱われますが、彼の兵士としての技量や能力はズバ抜けており、それを他の兵士たちもわかっています。


ところがボズは反戦を口にしたり、上官の命令に逆らって突撃命令を無視させて仲間たちの命を守ろうとしたり、軍規を知りつくして兵士仲間を除隊させたりします。


なぜ、そんなボズが兵士になったのか。


ベトナム戦争当時、志願兵もいましたが、ベトナムに送られた兵士の多くは20前後の若者だったそうです。


まだ、右も左もよくわからない若者をベトナムへ送ったのです。


軍隊以外に行くあてのない新兵たちはたくさんいたことでしょう。


自分の信念、考え、意思に関係なく、兵士にならざるをえなかった若者たち。


たとえ志願兵であったとしても、志願したわけではない新兵と出会い、またボズのように公然と反戦を口にして上官に逆らう兵士と出会い、影響を受けていく若者。


それぞれの思いが交錯するも、ベトナムへ送られる日は着々と近づいてきます。


訓練場の上官はこんなふうにいいます。


おまえたちのなかには運良く他の部署に配置転換されることを期待する者もいるだろう。だがそんな甘い希望は今すぐ捨てろ。おまえたちはまちがいなくベトナムへ送られる。ここでの訓練はきびしいものだがおまえたちがベトナムから生きて帰る可能性を少しでも高めてくれるありがたいものだぞ。


逃げ道がないと感じ、追い詰められる兵士たち。高いところから飛び降て怪我をすればベトナムに行かなくて済むからと、何度も飛び降りようとするけれどもできない兵士たち。


脱走したくともできない新兵たちの間には、ボズに頼めばベトナムにいかなくて済むらしいという噂まで広がります。


軍規の抜け道を利用して仲間を除隊させることができるほどのボズですから、自分を除隊させることもできるでしょう。


ボズは脱走を試みますが、それでも軍隊に戻ってきます。


ボズの、不器用にも思える生き方。そこに当時の若者のリアルが映しだだされているともいえます。


ベトナム戦争がアメリカ合衆国にもたらした様々な影響や問題は計り知れません。


アメリカ合衆国はベトナム戦争の戦費をベトナム映画で回収したとまで言われるほど、アメリカ合衆国は実にたくさんのベトナム戦争映画を作りました。


それだけアメリカ人にとってのベトナム戦争というのは大きなものであり、アメリカ合衆国が作ったベトナム戦争映画はアメリカ人のメンタリティを理解する大きな助けになると考えていいでしょう。


そこそこの数のベトナム映画を観てきた方や、アメリカ合衆国やアメリカ人がどんな国でどんな人たちなのかを知りたいと願う人に「タイガーランド」をおすすめしておきましょう。


ふつーに映画を娯楽として楽しみたい方はこんな作品がいいですよ
http://mikkemon.seesaa.net/article/117223208.html
↑一級のアクション傑作です。超おすすめ。

ちなみに記事中で紹介した「フルメタル・ジャケット」は、ベトナム戦争映画ではめずらしく、ベトナムでの戦闘シーンがジャングルではなく市街地です。


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