現代日本における国語力の目安とは
麻生首相が世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」の特別講演で、以下のように漢字の読み違えをしました。
「決然」を「けんぜん」
「見地」を「かんか」
「基盤」を「きはん」
麻生首相は以前にも「踏襲」を「ふしゅう」、「頻繁」を「はんざつ」、「未曾有」を「みぞゆう」と読み違えていましたね。
ダボス会議での漢字の読み違えは、また誤読するんじゃないの? という国民の期待(?)にこたえたのでしょうか。
お笑い芸人ならそんなボケも大歓迎でしょうけれど……。
正しくは以下のように読みます。
「決然」→ けつぜん
「見地」→ けんち
「基盤」→ きばん
一般的にみてもけっして難読とはいえないような漢字の読み間違いを繰り返しては、国語の基礎や基本ができていないのではないかと疑われるのもいたし方ないのかなとも思います。
それこそ日本語の使い方の基盤が固まっていないということなのでしょうか。
この影響なのか、こんな本がたいへん売れているそうです。
本屋だけでなくコンビニでもワンコインで買えるのが好評の理由だとか。
パソコンの普及によって漢字が書けないのは致し方ないとしても、漢字が読めければキーボードで漢字を入力・表示することもできません。
漢字が読めるかどうかは、現代日本においてその人の国語力をはかる基準になっているといってもいいでしょう
まずは基本となる漢字の読み方と意味を学習することからはじめてみるのも良いですね。
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