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映画「ベガスの恋に勝つルール(WHAT HAPPENS IN VEGAS)」

監督:トム・ヴォーン
アメリカ/2008年/99分

ストーリー(概要)
―――――――――――――――――――――
ラスベガスで出会い、酔って盛り上がった勢いで結婚したふたり。

翌朝、酔いがさめたふたりが結婚をなかったことにしようとした矢先、カジノで300万ドルを当てる。

ふたりは賞金をわが手に入れるためにその所有権を主張し合う。


主な登場人物の紹介
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▽ジョイ
キャリアウーマン。ウォール街で働く。

△ジャック
父親が経営する工場を解雇された男。


コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
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やんちゃ者のジャックは父親が経営する工場を解雇されちゃった。でもこれはかわいい子には旅をさせろみたいな親心から。

そうと知ってか知らずかジャックは親友の弁護士とラスベガスへGO!

ベガスで酔いつぶれイケイケフィーバー(死語?)しまくった勢いで出会ったばかりの見ず知らずの女と結婚。

相手は、フィアンセの誕生日にサプライズパーティを開くはずが、自分がみんなの前でフラれちゃうサプライズパーティになっちゃったので、気晴らしに女友達とラスベガスへやってきたジョイ。

翌朝冷静になったジャックとジョイは結婚をなかったことにしようと双方で合意するけど、その直後にスロットマシーンで300万ドルが大当たぁり~!

金の切れ目が縁切れ目の逆バージョンの「降って湧いた大金で縁ができた」ふたりは、300万ドルを差し押さえられて6ヶ月間の仮面夫婦生活がはじまります。

はじめはお金のために仕方なく表向きは仲のよい仮面夫婦を演じているんだけど、その実ふたりはいやがらせばかりをやり合っている。けれどやがてお互いに好きなり……。

そんなありがちな定番のラブストーリーなので、どういう人が観たら楽しめるかって考えてみると、やっぱり仮面夫婦役のアシュトン・カッチャーとキャメロン・ディアスのファン向けかなぁっておもう。

アシュトン・カッチャーは超イケメンなのに汚ったないアパートで気ままな独身生活を送っちゃってる。

アパートが汚くってもアシュトン・カッチャーがカッチョいいんで、ちっとも悲壮感がない。工場だって解雇された身だけど、おとんが会社社長だもん。次期社長の椅子は約束されたようなもの。解雇されたのだって、社会勉強のためと思って与えられた休暇みたいなもの。

一方のキャメロン・ディアスが演じるジョイはウォール街で働くキャリアウーマン。お金には困っていない。でもでも~金髪パープリンおバカキャラをやらせたら右に出る者なしといわれるコメディ女優キャメロン・ディアスがキャリアウーマンって設定だけで、ぜったいどっかでストレス発散しないとやっていけないでしょう! て思えちゃうよね。

その期待に応えてなのかな。フィアンセにフラれた彼女はラスベガスでバカ騒ぎ。

キャメロン・ディアスだったらラスベガスでヘベレケに酔っ払った勢いでほんとうに結婚しちゃうんじゃないかって思わせるところが監督の狙いかもね。

予想どおりのドタバタラブコメで安心して観れるから、ベガス行くヒマもお金もない代わりのちょっとした息抜きにはいい作品だと思うよ。


デート      △ お気楽でユルすぎるかも
フラッと     ○ たまたま観ちゃった、ぐらいが丁度いい
演出       △
キャラクター   ○ 主人公ふたりのファンなら
笑い       △
映像       △
ファミリー    -

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