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07/07/2006

音で楽しむ作品群


『バイオハザード』『サイレントヒル』『かもめ食堂』の意外な共通項とは?


まず『かもめ食堂』で印象的だったのは余計な音楽を使っていないことだ。


セリフのない部分に音楽を流してなんとなく間を埋めるというのは映画によくあることだが『かもめ食堂』にはセリフ意外の音――生活音がある。


食堂で働く店員の靴音だったり調理の音だったり合気道のすり足の音だったり。


足音というのは印象的だ。


大理石の床に響くハイヒールの音。


夏祭りの神社へ急ぐ下駄の音。


水溜りを駆け抜ける長靴の音。


どれも頭の中にその音を鮮明に思い描くことができるだろう。


頭に思い描ける音を効果的に映像作品に取り入れることができたなら、音楽に頼らずとも印象深い作品に仕上げることができる。『かもめ食堂』がそうであるように。


テレビゲーム(ビデオゲーム)ソフト『バイオハザード』シリーズで印象的なのはゾンビではなくだ。


ゾンビという題材は使い古されたもので、作品の世界観も主にアメリカ中西部の架空の町を舞台としており、ソフトの発売当初はさておき目新しさはない。


それにもかかわらず『バイオハザード』が記憶に残るのは、その雰囲気を醸し出すが耳の奥に残っているからだ。


アスファルトを歩く音。


木の床を歩く音。


草むらを歩く音。


下水道を歩く音。


階段を上る音。


鉄はしごを下る音。


地面の状況によってさまざに変化する足音は、ほとんど音楽がない作品世界において絶えず自分がプレイするキャラクターが発する音を耳にする数少ない音だ。


そしてあるとき、自分(が操作するキャラクター)意外の「なにか」が動く音や、うめき声が聞こえる。


自分以外の、自然現象(雨.風等)以外の音だと認識した瞬間に訪れるいいようのない緊張感こそ『バイオハザード』シリーズを楽しむ醍醐味なのである。


さて、7月8日より公開予定の映画『サイレントヒル』は、全世界で530万本を売り上げた人気テレビゲーム(ビデオゲーム)を原案とする作品だ。


題名からもわかるように音に特徴がある。深い霧に包まれたサイレントヒルは視界がほとんどきかず、静けさに包まれている。


PS版のパート1のゲーム『サイレントヒル』ではたしか(記憶が確かならば)主人公は男性で、ゲームの冒頭に携帯ラジオを手に入れる。


視界の悪い街中をあるくうちに、ラジオに雑音が入ることがある。雑音がひときわ大きくなると……。


こういった音によって恐怖を煽る仕掛けが施されたこのゲームは、制限された視覚によって敏感にならざるをえない聴覚を刺激して作品に緊張感を持たせ、独特の世界観をもたせている。


もうひとつ「サウンドノベル」というゲームジャンルがある。有名なところでは『かまいたちの夜』がある。


電気を消した部屋でひとりヘッドホンを装着してゲームスタート。一通りのエンディングまで約2時間じっくりと作品世界に浸れると好評だった作品だ。


吹雪にみまわれた山のペンション。ふいに響きわたる悲鳴。


作品の世界観を作り上げ、観客にそこへ入ってもらうときに重要なのは「音」である。


映画館が暗いのはなぜか。映写機によってスクリーンに映像を映し出すため。


それもあるが、作品世界にどっぷりと浸かってもらうためにスクリーンに映し出されるもの以外をシャットダウンするためでもある。


さらに「音」である。最近は音響設備が整った映画館も増えたので「音」によってより一層世界観を堪能してもらえる効果を期待できるのである。


もしあなたが自宅で映像作品(ゲームや映画)を存分に楽しみたいなら、音によりいっそうの注意を払ってほしい。


たとえ小さな画面サイズにテレビであったとしても、奮発して大画面薄型テレビを購入したとしても、自宅の地下室などに防音設備がなければ大音量で映像作品を楽しむことはなかなか難しいだろう。


そんなときでも、部屋の証明を落としてヘッドホンをすれば、いままで以上に作品世界に入り込んで楽しむことができるのである。


ヘッドホンひとつで作品の印象もずいぶん変るものだ。


できれば耳がすっぽり入るヘッドホンで気持ち良く鑑賞してもらいたい。


ヘッドホンで映画を楽しむ
お気に入りのヘッドホンがみつかる。
映画や音楽を一層楽しめるヘッドホンがきっとある。
モニタ用ヘッドホン。携帯電話用ヘッドホン。
インナーイヤーヘッドホン。巻き取りヘッドホン。
折りたたみヘッドホン等各種。

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