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07/23/2006

『LIMIT OF LOVE 海猿』2種類の涙

映画『LIMIT OF LOVE 海猿』がニューヨークで上映されて、船がまさに転覆しようとしているなかで主役の男性が携帯電話を使って恋人にプロポーズするシーンで爆笑をさそったそうです。

さて「ねるとん告白タイム効果でわかる、海猿人気の秘密」の記事でも触れましたが、「LIMIT OF LOVE 海猿」を単体の映画作品として観ると、ストーリー構築や演出に限っていえば、お世辞にも上手とはいえません。

それにもかかわらず日本中が涙した……いや観客の多くが涙したのはなぜでしょうか。……ニューヨークでは爆笑したというのに。

その秘密を解く鍵は「親密度」と「感情移入」です。

はじめて会う知らない人よりも、何度も会っているよく知っている人のほうが親近感がわくのと同じことが映像作品にも当てはまるのです。

日本では「海猿シリーズ」といわれるだけあって、原作漫画、映画、テレビドラマと様々な形で観客・読者と接してきた「海猿」は、日本人にとっては見知らぬ外国人ではなく親しいご近所さんだと思える存在になっていたのです。

一方、ニューヨークの多くの人々にとって「海猿」との出会いは、ほとんどが「はじめまして」だったと考えられます。

これは、映画単体でみればコントにしかなりえないような内容で「爆笑涙必至」

でも、漫画・映画・ドラマといった一連の流れに乗った人々には「感動涙必至」になるというわかりやすい例になっています。

「笑い」と「涙」。

笑いすぎると涙が出てくることがありますよね。「海猿」はいちげんさんには笑いを提供し、常連さんには涙を提供するふたつの楽しみ方ができるようになっているのです。ってこれは狙ってそうしたのかな?

映画『LIMIT OF LOVE 海猿』を単体として観ると、コントしか思えない内容ですので、おそらく狙ってそうしたのでしょう。

個人的には第1作の映画「海猿」のほうが断然好きです。若者のひと夏の恋物語といったかんじで抑えた地味さ加減が絶妙だったから。

連続ドラマを挟んだ第3作『LIMIT OF LOVE 海猿』はお金も話題も集まったからちょっと遊んじゃえ! というような愛嬌あるワルガキくんがイタズラを思いついたて頬を緩ませる、そんなニオイがしました。

ツッコんで笑って涙するか、信頼の物語(友情・愛)に涙するか。

あなたはどちらの楽しみ方をしたかな?☆ 

『LIMIT OF LOVE 海猿』作品レビュー

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Comments

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» 「LIMIT OF LOVE 海猿」 [Tokyo Sea Side]
いや〜とにかく良かった!前作「海猿」は観たものの、ドラマの方は一切見ていなかったのでどぅかなぁ〜という不安があったのですが、基本的に分かりやすいストーリーなので全然いけます◎水中のシーンでは思わず一緒に息を止めちゃうような臨場感あり、ハラハラする場面あり、泣かせる場面ありで最後まで飽きずに楽しめると思います。主題歌がまた良いですね〜。ドラマもDVD借りて観てみようかなぁと思います(笑) [:URL:] 『LIMIT OF LOVE 海猿』... [Read More]

Tracked on 07/29/2006 at 21:18

» Limit Of Love [Tokyo Bay Side]
『LIMIT OF LOVE 海猿』 日本映画史上初めて海上保安庁の全面協力を受け製作されたこの作品は、「映画」→「TVドラマ」→「映画」と、今までにないまったく新しいスタイルで構成された3部作作品となっています。今回でファイナルを迎える訳ですが第1弾、第2弾を観ずとも充分楽しめる映画になっているので、興味のある人はぜひ劇場に足を運んでみて下さい。個人的に今年No.1の感動大作だと思います。 [:URL:] 『LIMIT OF LOVE 海猿』... [Read More]

Tracked on 08/01/2006 at 17:31

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