聖地写真入り聖書(新共同訳)
聖書。
聖書は世界のベストセラーと言われ、世界中の多くの言語に翻訳され、世界中で読まれている書物です。
皆さんの家の本棚にも一冊あるかもしれませんね。
現在の主流の聖書は「新共同訳聖書」です。
新共同約聖書とは、18年の歳月をかけ、聖書学者70人以上の英知を結集して1987年に発行された、新しい翻訳による聖書です。
新共同訳聖書は、いたるところに「見出し」がついています。
この見出しがあれば、自分が知りたいエピソードやたとえ話がどこに書いてあるかをすばやく見つけることができます。
もちろん、聖書のエピソードやたとえ話の場所をすばやく知ることができる書物もほかにもありますが、やはり実際の聖書を開いてみるときに、この「見出し」は大いに役立ちます。
さて、実は特徴のある聖書があります。
その聖書はもちろん現在メジャーである新共同訳聖書なのですが、他の聖書とは違う点がいくつかありあります。
なにが違うのかというと、聖書に関するカラー写真が約1000枚付いているのです。
付いているというか、入っているというのでしょうか。つまりその聖書にはカラー写真が付いているページがあるのです。
具体的にいうと、聖書に関連する資料写真や史跡写真が付いているのです。
この聖書は「読みながら眺める」という画期的なものだと思います。
いままでは聖書を読んで、そのエピソードやたとえ話のシーンをイメージすることしかできなかったのですが、資料写真やイスラエルの写真などが載っているので、より明確にイメージすることができます。
なにより、パラパラめくっていて楽しい聖書ですね。
この「聖地写真入り聖書(新共同訳)」の特徴はそれだけではありません。
なんと横書きなのです。しかも「節」の番号がすべて左端に揃っています!
これはすごいことです。
聖書をあまり開いたことがない方はわかりにくいかもしれませんが、目的の聖句の箇所を開くときには「○○章○○節」という言い方をします。
「章」は目立つように書いてあるのですが「節」は文章の中に埋もれている、というのが従来の聖書の形式なのです。(口語訳聖書も新共同訳聖書も同じ)
そのため、目的とする節を見つけるには文章の中を目をこらして番号を見つけなければならなかったのです。
慣れないとこれがけっこう大変なんです。紙面を埋める文字の中から、文字よりも小さく数字を探さなければならないので、目が疲れます。
特に年配の方にとってはどうにも探しづらいとのこと。
しかし「聖地写真入り聖書(新共同訳)」では、ページの左端に揃って記載された数字に目を通すだけで、目的の節にたどりつくことができます。
そして近々「ふりがな」付きの聖書も出るそうです。
聖書で使われる漢字に難しいものはそんなに多くはありませんが、やはり「ふりがな」が付くというのはいいものですね。
どんな読み物でも、読み方がわからない漢字があるとそれだけで読みたくなくなることって皆さんもありませんか?
それに、小さな子供がいざ読もうと思っても、習っていない、読めない漢字がたくさんあったら読み進めることはむずかしいでしょう。
自分から学ぼうとする意欲がある人は、なるべく自分が楽しく理解しやすい
教材を探して選びます。
ふりがな付きなんてかっこ悪いと思うかもしれませんが、漢字の読み方の勉強にもなりますし、長年勘違いしてきた読み方を修正する機会にも恵まれる、そんな利点もあるのです。
ちなみに「聖地写真入り聖書(新共同訳)」は一般の書店では売っていません。
(キリスト教専門書店や一部の書店では売っているところもあるようですが)
ふつう、聖書を書店で買うと約3000円~7000円ぐらいでしょうか。
![]() | 聖書―新共同訳 共同訳聖書実行委員会 日本聖書協会 1996-10 by G-Tools |
しかし「聖地写真入り聖書(新共同訳)」は10500円です。
一般的な聖書と比べるとちょっと割高ですが、豊富に写真が入っているのでお得だと思います。
革表紙で三方金でケース入り。B6判で1616ページあります。
聖書は外見ではなく中身(内容)が大事といいます。たしかにそのとおりです。
よく、一生モノの買い物として有名老舗ブランドの品々が紹介されている雑誌をみかけることがあります。
そういったモノはたしかに頑丈でしっかりた作りでメンテナンスすれば一生使えるでしょう。
でも、それは所詮は「モノ」です。
聖書はその中身、内容が一生ものなのです。
聖書は、その中身・内容を読んだ人のなかあって、一生モノの知識と教養と心の糧になる書物なのです。
三方金で革表紙の聖書は、見た目もいいですし、手に持ったときの感触もいいものです。本棚や机の上にあると思わず手にとってみたくなる。内容がたしかなことは世界のベストセラーと言われることからも想像がある程度つ
くと思いますが、そういった思わず手にとってみたくなる外観も大切ですね。
皆さんは、まずは家の本棚に聖書を探してみてください。世界のベストセラーといいわれる書物ですから、けっこう一家に一冊あったりします。
聖書はなんだか難しそうだな、と思われるかもしれませんが、読んでみるとたいへん興味深いお話にたくさん出会えることでしょう。
ちなみに「目から鱗」という言い方がありますが、これは聖書のエピソードからきています。新約聖書の使徒行伝9章のサウロ(パウロ)の回心のエピソードです。(9章18節)
聖書をどこから読んでいいかわかなりという方は、新約聖書から読み始めるのがいいでしょう。4福音書といわれるマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの各福音書にはイエス・キリストの生涯のエピソードと「たとえ話」がたくさん
書かれていますのでどこかで聞いたことがあるお話にもきっと出会えることでしょう。
聖書に興味がある方はぜひ今公開中の「ナルニア国物語」を観てみましょう。
そして、こちら↓を観る前に読むか、観てから読むか☆
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