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02/10/2006

付加情報を活用しよう


〈例文〉

「猫がゴミ袋をあさり、中身が散乱して汚れて困っています。ここはゴミ収集場所ではありません。ここの場所に家庭ゴミを捨てないでください」


この文章は「現状」→ 「場所の説明」 → 「お願い」という順序になっています。

言いたいことはわかりますが、もっとシンプルに、ストレートに書き換えてみましょう。

そのためには順序を変えます。

「お願い」→「場所の説明」→「現状」→「付加情報」としましょう。

また「ここの場所に」は「ここ」と「場所」が重複しています、どちらかひとつでOKです。

「家庭ゴミを捨てないでください」にすると、ならば「業務ゴミならいいのか」と考える人もいないとも限りません。「家庭ゴミ」とわざわざ限定する必要はありません。「ゴミを捨てないでください」だけでOKです。


「付加情報」も効果的です。「ここにゴミを捨てないでください。捨てるなら○○でどうぞ」とすることで、いままでそこをゴミ捨て場と思い込んでいた人に、正しいゴミ捨て場所を教えてあげることができるからです。

つまり「ここのゴミを捨てないでください」だけでなく「○○へ捨ててください」とさりげなく誘導することができるのです。

ここはダメ、といわれた人は、ではどうすれば? と思います。そんなこと自分で考えてよ、と思うかもしれませんが、方向(道しるべ)を提示してあげるとよいのです。


人は予期していない状況に直面したとき、自分で考えるよりも、より信頼できると思える人の指示があれば、それに従いたいとおもう傾向があります。

「付加情報」は大事です。「付加情報」によって道しるべを与えることで、信頼される確率が高くなります。

知らない町に観光に行って道を訊いたときを想像してみてください。

「○○寺へ行きたいのですが……」
「さぁ知らないね」

こう答えられて終わりなのと、次のように答えてもらうのとどちらがよいでしょう。

「○○寺へ行きたいのですが……」

「さぁ知らないね。でもこの先の団子屋のオヤジならなんでも知ってるから訊いてごらん」

後者のほうがよいですね。たとえ訊かれた自分は○○寺なんて知らなくても、○○寺についての情報を得られそうな場所や人を教えてあげれば、きっと感謝されるでしょう。


「付加情報」で道しるべを与える。
この方法の例としては、話の中で「ちなみに○○は△△です」とさりげなく付け足しておく、というものがあります。

「ちなみに」で話しておいたことを、後の話題への伏線にするのです。


「付加情報」は「道しるべ」

「付加情報」は「ちなみに」ではじめる「豆知識と息き抜き」

「付加情報」は「予告」


いきなり本題に入るよりも、あらかじめ「予告編」があったほうが、聞き手にも余裕ができて受け入れらやすくなります。


★「付加情報」を使ってみましょう。


〈リライト例〉

「この場所にゴミを捨てないでください。ここはゴミ収集場所ではありません。猫がゴミ袋をあさり、中身が散乱して汚れて困っています。この地域の家庭ごみ収集場所はこの先の公民館の裏です」

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