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09/26/2005

タッチ

犬童一心監督/日本/2005年/116分
原作:あだち充(『タッチ』小学館/少年サンデーコミックス刊)

主演女優の魅力に尽きる1作。実寸大のプラモデルカーにF1エンジンを積んだ? 長澤まさみという「肝」をしっかり持ちつつも、ストーリー・演出による「心」が伴っていない。それにもかかわらず俳優の魅力はアクセル全開だ。もしエンジンにあわせて設計した実車だったら? という期待をさせるほどエンジンはずばらしい。

ストーリー(概要)
―――――――――――――――――――――
上杉達也(兄)と上杉和也(弟)は双子の兄弟。お隣さんの朝倉家のひとり娘の南といつもいっしょに遊んで育ってきた。両家の共同出資で子供部屋を立てるほど仲がいい。
秀才でスポーツマンの和也は野球部のエースピッチャーとして活躍して幼い頃の約束――南を甲子園に連れていく――を果たそうと日々練習を欠かさない。
一方兄の達也は勉強もあまりせず、いろいろなスポーツや趣味に手をだすがすぐにやめてしまい、とりあえずボクシング部に在籍している。
甲子園行きを決める大事な決勝戦の朝、試合に向かう克也は子供を救って亡くなる。
和也のあとを継ぐように野球部入りした達也だったが、豪速球のわりにコントロールがきかなくて苦心する。
練習を重ねて宿敵(ライバル)須見高の新田を打ち破り、南を甲子園に連れていくという約束を果たす。


主な登場人物の紹介
―――――――――――――――――――――
△朝倉南
 高校生。明青学園野球部マネージャ。

△上杉達也
 高校生。名青学園ボクシング部員。

△上杉和也
 高校生。名青学園野球部員。
 

コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
―――――――――――――――――――――
主演女優の魅力に尽きる1作。実寸大のプラモデルカーにF1エンジンを積んだ? 長澤まさみという「肝」をしっかり持ちつつも、ストーリー・演出による「心」が伴っていない。それにもかかわらず俳優の魅力はアクセル全開だ。もしエンジンにあわせて設計した実車だったら? という期待をさせるほどエンジンはずばらしい。


■ 風景カット

原作は『タッチ』。81念~86年に少年サンデーに連載され、コミックの総売上は6500万部以上という超有名漫画である。

あたち充氏の作品の特徴は風景カットだ。まるで映画のカット割りのように町の風景や空模様や風に揺れる木々の葉が描かれる。

こうした風景カットは、一見すると映像と相性がいいように思えるだろう。しかしそれは漫画原作と同じように風景カットを入れて作れば「それらしくなる」だろうという安易な思い込みに過ぎない。

原作における風景カットは、作品に独特の「間」を作り出しているのだ。


■ 登場人物の心象風景としての風景カット

登場人物の心の内をセリフや効果音や音楽で表現すれば簡単だが、それでは味気がない。というわけで作家や脚本家はいかにセリフに頼らずに登場人物の心の内を表現しようかと知恵を絞るのである。

そうして形作られていく独特の「心象風景」が、作家の「味」「色」になっていく。

あだち充氏は言葉少なげな登場人物たちの心象風景を「日常の風景」という装置で描き出し、さらに作品のテンポをコントロールする「間」としても機能させているのだ。

原作漫画の風景カットには、実はとんでもない技術とセンスの経験が凝縮されているのだ。


■ ドラマと相性がいい野球

スポーツとしての魅力はさておき、ドラマと相性がいいスポーツといえば野球だ。なぜならピッチャーは自分のペースで投げられるからだ。バッターも幾度か素振りをしてからおもむろのバッターボックスに立つことができる。

もしサッカーだったらどうだろう。自分のペースでセンタリングを上げて味方選手にボールが渡るだろうか。シュート練習を幾度かしてからおもむろにシュートを打って敵チームのゴールネットを揺らすことができるだろうか。

試合中にそんな悠長なことをやっていては敵チームにあっという間にボールを奪われてしまう。

つまり野球はある程度自分の「間」でプレーできるのである。ピッチャーが一球投げるまでマウンドでしばらく時間を費やすことができる。たとえその時間にほかのカットを挿入しても観客に「野球の進行」と現実の時間経過の差異を感じさせる心配は少ない。

おそらくあだち充氏は野球が好きなのだろうが、野球を描きたくて漫画を描いているわけではなく、野球という題材を用いて人間を描きたいのだろう。

そのための装置として、高校野球がまだ「夢」でありえたギリギリの時代に、ドラマと相性がいい野球を題材にしたということだ。

こうのように野球はドラマの題材としては魅力的で扱いやすい。
しかし、なぜいま野球なのか?

現代日本においてはすでに、世界のマイナースポーツとしての野球よりも、世界のメジャースポーツであるサッカー(英:フットボール)のほうが現代的で、魅力あるものとなっている。

いまさら野球を題材にするには「原作の題材が野球だから」だけでは弱い。

「あえていま野球」であるためには、それなりの仕掛けが必要だ。その仕掛をサスペンスとして使ってもいい(もちろん謎は解消されなければならないが・・・)。


■ ちゃんと原作読んだ?

野球が題材。風景カットの意味。このふたつをしっかりと受け止めた者は、とてもじゃないが半端な真似はできないだろう。

ただでさえ原作がある作品の映画化は難しい。それにもかかわらず、かつての大人気作品でストーリーもシンプルで映像化しやすそうだから、といった安易なノリで作ってしまったのではないか。――とそんなふうに感じてしまう作品となっている。

たとえば映画「NANA」は制作スタッフすべてが原作を読み込んでその世界観と雰囲気を損なうことなしによいものを作ろうという意気込みがビシビシと伝わってくる作品だ。意気込みだけで空回りするすることも多々あるあるなかで「NANA」のスタッフはかなりがんばったことが想像できる。それらは完成した作品から滲み出てくるものであり、原作を知っている観客はそれを敏感に感じ取ることができるものだ。

残念ながら「タッチ」はその逆だ。有名作品であり、昔からのファンも多い。高校生が主役ということで若者にも受けが良さそうだし、映像向きに見える原作をサッ目を通してなんとなくこんなかんじで――。そもそもうちの若手イチオシ看板女優のための作品なのだから・・・・・・とそんな声がスクリーンから聞こえてきそうなのである。


■ バナナの皮じゃ滑りようもない

ガード下の公園のようなところでコンクリートの柱に寄りかかって座り込み、落ち込んでいる達也。そこへ友人の原田がやってきて「活」を入れるようとするシーンがある。

座り込んでいる達也の脇にとってつけたような水溜りがある。茶色く濁った水が溜まったその水溜りはまるで、お笑いの舞台の上におかれたバナナの皮のようだ。

お約束どおり達也はその泥の水溜りに仰向けに倒れ、原田はズボンが濡れるのも気にせずに座り込む。泥だらけの青春といいたいのだろうが、あからさまにバナナの皮を見せつけられては観ているほうがモジモジしてしまう。
つまり、ひねりがないのだ。観客はあっと驚いたり、いつの間にか心を動かされていたりといった「意外性」に拍手を送る。意外性をつくりだす「ひねり」がないのだ。

滑るシーンがあるから「バナナの皮」と。それでは安易すぎる。あえてバナナの皮にするにはそれなりの仕掛けやオチがなくてはならない(あえていま野球にするには~と同じ)。


■ 俳優の魅力

映画「タッチ」は第5回「東宝シンデレラ」グランプリの長澤まさみのために作られた作品だ。彼女のプロモーション映像としてはいい作品だ。

まるでやっつけ仕事かのようなつくりの本作にもかかわらず「タッチ」を観て得られる満足感の理由はただひとつ――俳優の魅力だ。

スクリーンに登場しただけで一瞬で空気が変化するような俳優。それをオーラを持った俳優だとか、雰囲気のある俳優だとか呼ぶことがある。または「あの人には華がある」といういい方もできるだろう。

映画「ロボコン」でキラリと光っていた長澤まさみはまさにスターとしての資質を持った女優だ。
《「ロボコン ROBOT CONTEST」作品レビュー》

そして上杉兄弟を演じた斉藤兄弟のふたりはほんとうにお互いに似ている。達也と和也を区別する方法は服装やセリフ回しで判断するしかないと思えるほどだ。

上杉兄弟のキャスティングとして斉藤兄弟というのはなかなかいい。というのは原作でもそうだが上杉兄弟は、いうなればどこにでもいる男子高校生の代表だからだ。和也は勉強もできて野球部のエースピッチャーで女子生徒の人気の的だが、広い意味でいえば、普通の高校生だ。

南も普通の高校生だが、上杉兄弟との関係という構図のなかでヒロインとなる。つまり「タッチ」は南が主人公であり、南による南のための、南によって進行するドラマなのだ。

南が魅力的かどうかが映画「タッチ」の「肝」だといってもいい。そこにストーリーや演出によって「心」が吹き込まれたならば「肝心」と揃った傑作になっていたかもしれない。

映画「タッチ」は長澤まさみの魅力を満喫する作品だ。
(原作が漫画だけに漫画喫茶とかけているわけではない)


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09/24/2005

頭文字D(INITIAL D)THE MOVIE

アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督/香港/2005年/109分
原作:「頭文字D」しげの秀一(講談社「ヤングマガジン」連載中

独特の不思議世界で繰り広げられる、「峠のカーバトル」という名の一級職人の見事な「仕事」ぶりが光るひと夏の青春の1ページ。たとえ車のことチンプンカンプンでもおおいに可である。

ストーリー(概要)
―――――――――――――――――――――
豆腐屋の息子・藤原拓海は中学生のときから車で配達をするうちに、知らぬ間にドライビング・テクニックを身につけて秋名山の峠最速といわれるようになる。
噂をきいた走り屋たちが秋名山の峠に集まり、熾烈なカーバトルを展開する。


主な登場人物の紹介
―――――――――――――――――――――
△藤原拓海
 高校生。豆腐屋の息子。
 トヨタ スプリンタートレノ 3ドアGT-APEX AE86

△茂木なつき
 高校生。拓海の幼なじみ

△高橋涼介
 「赤木レッドサンズ」赤木の白い彗星 
 マツダ サバンナRX-7 FC-3F

△中里毅
 「妙義山ナイトキッズ」妙義最速のGT-R使い 
 ニッサン スカイランGT-R BNR-32

△須藤京一
 4WDをあやつる走り屋 三菱ランサー エボリューションⅢ CE9A


コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
―――――――――――――――――――――
独特の不思議世界で繰り広げられる、「峠のカーバトル」という名の一級職人の見事な「仕事」ぶりが光るひと夏の青春の1ページ。たとえ車のことチンプンカンプンでもおおいに可である。


■ 不思議な世界感を醸し出す異色作 

原作は日本。舞台は日本。制作は香港。出演者は9割が中国人。
とまぁそんな作品なのである。作品の舞台はどこにでもある日本の田舎町と、とある峠。町の店の看板も町並みも日本語で、登場人物はアジア人ということでぱっと見は日本人とそう変わらないが、みな中国語を話す。唯一の日本人出演者である鈴木杏も吹き替えで中国語となっている(「バイバイ」とういうセリフは本人の声っぽかった)。


■ 本物の迫力! 峠カーバトル

カースタントは日本の高橋レーシングが担当。CGを使わずに実際にドリフトをしている。さらに原作でも見せ場のひとつであるハチロクの「溝落とし」を実写で見れるのはファンにとっては感涙ものだろう。

くねくねと曲がりくねった峠道というのは、アメリカ合衆国にはあまりないだろう。日本に特徴的なこうした峠道を利用した日本車による下り最速のカーバトルというのは世界的にみてもインパクトがあるに違いない。

峠を走る際の巧みのアクセルさばきのカットが挿入されたり、運転席からのカットがあったりと、作品の8割近くに及びカーバトルのシーンには車や車の運転に詳しい方々ならおもわずニヤリとしてしまいそうな心憎い演出がいたるところに施されている。


■ 青春の1ページ

カーバトルだけではなく、主人公の淡い青春の一ページも描かれている。藤原拓海は幼なじみの茂木なつみと海に行く。幼なじみから恋人への階段を順調にのぼていくかのようでありながら、茂木なつみにはなにやら秘密がありそうだ。

彼女のことが気になりながらも拓海は家族の新たな一面を知る。飲んだくれの父は、じつはかつて伝説の走り屋として名をはせたていたこと。父はレーサーになる道を選ばずに、愛する人(拓海の母)と過ごすことを選んで豆腐屋をはじめたこと。――しかし愛した人は家を出て行った・・・・・・。

家族。恋。将来のすすむべき道。
さまざまな思いを抱えたまま、拓海は峠のカーバトルに挑むのだ。


車のことなんてなぁ~んもわからん。という方がみても楽しめる作品だ。実際、私は原作は少し読んだ程度であり、車のことはくわしくないが、そんなことなどブッチぎるぐらいの不思議世界で繰り広げられる迫力の峠シーンは、カーアクションというより、一級の職人によるドライビングテクニックという「仕事ぶり」を十分に堪能させてくれた。

そういえば数年前に深夜の番組で、CGを使ったアニメ番組「頭文字D」が放映されていた。深夜にもかかわらず録画もせずに思わず観入って寝不足になっていたことを思い出したが、あの番組を観た人や、原作を読んだことがある人は一度は思ったはずだ。「これを実写でやったらどうだろう」――と。

日本原作で日本を舞台にしているのだから、こんなにも魅力的で日本の特徴(峠)を活かした題材があるのだから、日本で制作してもよかったのではないか。

おもしろいものを嗅ぎつける鼻を持つ者。可能性を見極めえる目を持つ者。そしてGOサインを出す者。日本以外のアジアとハリウッドにはこの3つが揃っているところがたくさんあるようだ。

ちなみに「あたまもじD」ではなく「イニシャルD」と発音しよう。


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しげの 秀一

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09/12/2005

NANA

大谷健太郎督/日本/2005年/114分
原作:矢沢あい『NANA』(集英社「クッキー」連載」)

ノスタルジィと危険が隣り合わせのナレーションで味付けした、等身大の揺れ動く微妙な心の内を映し出す、居場所探しの青春物語。「NANA大ヒットの秘密徹底解剖レポート」限定配布中

ストーリー(概要)
―――――――――――――――――――――
ある夜。東京へ向かう新幹線で同い年で同じ名前のふたりの女性が出会った。ひとりはバンドという夢を叶えに……。ひとりは恋と愛と幸せをみつけに……。
夢に恋する奈々は、夢を歌うナナを応援する。
ナナは恋に破れた奈々をそっと抱きしめる。
いつしか二人はお互いをかけがえのない存在と意識するようになる。


主な登場人物の紹介
―――――――――――――――――――――
△大崎ナナ
二十歳の女性。バンド「BLACK STONES(ブラスト)」のボーカリスト

△小松奈々(ハチ)
二十歳の女性。彼氏を追って東京へやってくる。

△寺島伸夫(ノブ)
「BLACK STONES(ブラスト)」のギタリストで作曲担当。田舎の大旅館の息子。

△本城蓮(レン)
バンド「TRAPNEST(トラネス)」のギタリスト

△遠藤章司
美大生。奈々の恋人(彼氏)

△高木泰士(ヤス)
「BLACK STONES(ブラスト)」のドラマー

△川村幸子
美大生。章司とは学校もバイトも同じ。 

△一ノ瀬巧(タクミ)
「TRAPNEST(トラネス)」のリーダー

△芹澤レイラ
「TRAPNEST(トラネス)」のボーカリスト


コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
―――――――――――――――――――――
ノスタルジィと危険が隣り合わせのナレーションで味付けした、等身大の揺れ動く微妙な心の内を映し出す、居場所探しの青春物語。「あの日あの時」の感覚と気持を、売れる物語にできる稀有なセンスと勘をもった原作者の「色」が映画にもうまくあらわれている。

おかげさまで「NANA」レビューは大好評をいただきております。

そこで、より詳しく「NANA」の魅力を堪能していただくために、他の「NANA」関連の記事と合わせ、加筆、編集をしてレポートを作りました。

この、「NANA」大ヒットの秘密大解剖レポートは、「NANA」ヒット分析の集大成となっています。
名作「下妻物語」や、「電車男」「私の頭の中の消しゴム」との比較で浮き彫りになる共通点等、他の作品を例にわかりやすく解説しています。

∇無料レポート
大ヒットにはワケがある! 『NANA』大ヒットの秘密を解き明かす特別限定レポート!
他の映画作品を例に加筆、編集した「NANA」ヒット分析ディレクターズカット版です。
「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」


    目  次


   はじめに 「NANA」大ヒットの秘密とは?
   
   
   第1章  三角関係
         
  
   第2章  3つの役割を持ったナレーション
         ~「ノスタルジィ」「危険な香り」「サスペンス」~

   
   第3章  ストーリーを停滞させない回想シーン


   第4章  「ベタ」こそヒットの秘薬なり
         ~お約束の要素てんこもり~
         ~「私の頭の中の消しゴム」と「電車男」と北野武版「座頭市」を例に~

   
   第5章  メインキャラクターが複数いるワケとは?
         ~「R2-D2」との共通点~


   第6章  相棒(バディ)ができるまで
         ~西部劇の手法~

   
   第7章  観客(読者)の憧れをキャラクターに反映
         ~「下妻物語」との共通点~

   
   第8章  観客(読者)の悩みや挫折を反映

   
   第9章  きれいなだけじゃない「心の奥」

   
   第10章 運命というスパイス


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他の映画作品を例に加筆、編集した「NANA」ヒット分析ディレクターズカット版です。
「『NANA』と『下妻物語』(+「R2-D2」)に共通する大ヒットの秘密とは?」


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09/05/2005

日常が笑いの渦に!『となりのサインフェルド』

●アメリカンコメディドラマ「となりのサインフェルド」

‡ スタンダップとドラマの融合 ‡

スタンダップとはアメリカでよくみられるお笑い芸のひとつで、ナイトクラブのお客さんの前にひとりで登場した芸人が、マイク1本で笑いをとるというもの。

日本ではお笑い芸人はコンビで活躍することが多いけど、最近はいわゆるピン芸人が人気だ。

ギター侍。劇団ひとり。長井秀和。青木さやか。だいたひかる。友近。梨花……はモデルさんかな?(笑)

大御所では、紳助さんやさんまさんも。

そんな日本でいうところのピン芸人さんで、アメリカ合衆国で最も有名な人物がジェリー・サインフェルド氏です。

さてサインフェルドのスタンダップにおける爆笑ネタはどこから仕入れるのか?

日本でいうならさんまさんの爆笑トークの元ネタはどこから? といったかんじです。

サインフェルドのネタの仕入れ先は、彼の日常なのです(ほかに番組スタッフの日常も)。

「ネタ元となる日常をドラマ」にして、それにスタンダップシーンを挟み込んだのが、アメリカンコメディドラマ「となりのサインフェルド」なのです。

さんまさんの日常をみてみたいと思いません?

さんまさんに限らず、有名人の日常ってどんなかんじだろうと想像をめぐらしたことはないですか?

有名で大人気のコメディアンの日常と笑いの秘密が明かになる「となりのサインフェルド」。

日本ではなかなか観れない新鮮な笑いの数々は、きっとあなたの日常をたのしく豊かにしてくれることでしょう。


ストーリーの紹介や登場人物の紹介はこちら

『となりのサインフェルドblog』
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コメントはどなたでも☆

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