直感を信じる―「ロング・エンゲージメント」―
〈カテゴリ:映画で読み解くマーケティング〉
いろんな人の意見に耳を傾けるも必要です。でも最後に頼れるのは自分の直感です。
人は自分の決断や行動に自信がなくなることがあります。するとだれかかに後押ししてもらいたくなったり、いろんな人の意見を聞いてみたくなったりします。
そこで登場するのが「コンサルタント」。相談業というのは今も昔も需要があります。人に話をしていると、自然と自分の考えを整理できることがあります。また人のアドヴァイスを聞くと、新たな発見があることもあります。
でも、いろんな人の言うことを聞いているうちに、どれもがもっともらしく思えてきて、ますます決断できなることがあります。
映画作品を例にみてみよう。
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∇「ロング・エンゲージメント(UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES )」
ジャン=ピエ―ル・ジュネ監督/2004年/フランス/133分
原作:セバスチャン・シャプリゾ
『長い日曜日( Un Long Dimanche de Fiancailles )』
〈Story〉
第一次大戦末期のフランス、ブルターニュ地方。マチルドは婚約者マネックの戦死を知らされる。しかしマネックの最期を見た人間がいない。
「彼になにかあれば、私にはわかるはず」という直感からマネックの捜索をつづける。さまざまな証言を得るも、マネックの消息は不明のまま。それでもマチルドは探しつづけ、やがてマネックを知る重要な人物に会うことができる。
ソンムの戦いでのフランス軍塹壕。自らの掌を負傷した5人の兵士が、負傷は故意であるとして軍法会議で死刑を宣告される。掌を負傷した5人の兵士はフランス軍とドイツ軍との間のビンゴ・クレピュスキュルと呼ばれる場所に丸腰で放り出される。それは死を意味していた。やがて両軍との間で激しい戦闘がはじまる……。
作品レビューはこちら
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主人公の女性マチルドは、一緒に暮らす親戚に、戦死した婚約者のことは早くわすれて新しい恋をしない、といったことを言われます。親戚はマチルドのことを想ってそう言ったのです。でもマチルドは「彼になにかあれば、私にはわかるはず」という直感を信じて婚約者を探しつづけます。
もしマチルドが婚約者の悲報を聞いてそれまでだったら?
もしあなたが今度の事業はうまく行かないだろうという噂を聞いたら?
マチルドは、大好きな婚約者マネックは生きている! また会えるんだ!という信念を持ってひとりでも探しつづけます。
マチルドは映画のなかで言っています。
「奇跡はおきるんです」
奇跡はただ待っているだけでは起きません。人の噂を鵜呑みにしても起きません。
マチルドがそうであるように、直感を信じて行動することによって奇跡が起こるのです。いえ、奇跡を起こすのです。
映画はフィクション、つまり作り物ですから、マチルドは奇跡を起こします。映画だからうまく行くんだと思う方もいるでしょう。
そのとおり。作り物だから奇跡が起きる=うまくいくのです。
でもビジネスにかぎらず人の営みはフィクション、つまり作り物です。
人が作り上げたものが現実になっていくのです。
人との良い関係を作りだすのもあなた次第。
奇跡を作り出せるかどうかのカギはあなたが持っているのです。
【要点】……………………………………………………………………………
●己の直感を信じる
●直感を信じて行動する
●奇跡は(普通は)待っていても起きない
●奇跡は起こすもの
●人が作り出すものが現実になっていく
●奇跡を作りだせるかどうかはあなたにかかっている
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