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03/03/2005

ギャラクシー・クエスト(Galaxy Quest)

ディーン・パリソット監督/1999年/アメリカ/102分
ヒューゴ賞受賞作品。
「スター・トレック」のパロディのSFコメディ作品。

ギャラクシー★クエスト
ティム・アレン
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャ パン 2003-07-25


by G-Tools

●真のヒーローというものを笑いで描いたSFコメディの傑作。ストーリーを通して成長する個性的なキャラクターたちとまじめ~な宇宙人。笑い好きなら絶対にはずせない最高にCool!でおちゃめな一本。

〔1〕プレミス(Premise)
  ストーリーが発展していくための基礎となるアイデア
―――――――――――――――――――――
テレビの宇宙船ドラマを観ていた宇宙人が、それが芝居だとは思わず、自分たちの星の危機を救ってくれと俳優たちにお願いにやってくる。


〔2〕ストーリー(Story)
―――――――――――――――――――――
コアなファンをもつ宇宙船ドラマを観ていた宇宙人(サーミアン星人)が俳優たちに助けをもとめてきた。ファトクリ星のサリスに襲われているという。
はじめはサーミアン星人を信じなかった俳優たちだが、ドラマのとおりに作られた宇宙船(プロテクター号)に乗り込み、サーミアン星人を助けることになる。


〔3〕Main Character(主な登場人物)
―――――――――――――――――――――
△タガート艦長(ジェイソン・ネズミス)
宇宙探査局(NSEA)所属プロテクター号の艦長役

△マディソン中尉(グエン・マデルコ)
女性クルー。コンピュータの指示を繰り返して言う役

△ドクター・ラザラス(アレックス・デーン)
トカゲ頭のメイクで出演。「トカゲヘッドにかけて必ず復讐を果たす」が決めセリフ。本人はこのセリフを嫌っている。

△ラレド(トミー・ウェバー)
プロテクター号の操縦士役

△チェン
プロテクター号の技術主任

△ガイ・フリーグマン(乗組員6 のちロック保安主任)
船内で殺される乗組員役専門。後に保安主任役となる。

△マセザー
クラトゥ星雲からきたサーミアン星人のリーダー

△サリス
ファトクリ星の将軍(軍人) サーミアン星を攻撃する。


〔4〕・1 スリー・アクト・ストラクチャー
     (Three Act Structure)3幕構成
―――――――――――――――――――――
セットアップ(setup 設定)
-------------------------------
テレビ作品を上映するギャラクシー・クエストのイベント会場。楽屋での出演者たちの様子。壇上に登場する俳優たち。(テレビ作品と役者たちの紹介)

ディベロップメント(development 展開)
-------------------------------
サーミアン星人が助けを求めてやってくる。テレビドラマのとおりに忠実に真似てつくった本物のプロテクター号に俳優たちが乗る。敵(サリス)の攻撃を受ける。破損した船の部品をとりに、ある惑星に降り立ち、部品(ベリリウム球)を船に持ち帰る。

レゾリューソン(resolution 解決)
-------------------------------
プロテクター号が敵に制圧される。捕らえれたクルーたちだが、隙をみて反撃に出る。プロテクター号の爆破を阻止して、監禁されていたサーミアン星人たちを救出する。敵船との戦闘をえて勝利し、地球のイベント会場にプロテクター号で乗りつける。イベントは大成功となる。


〔4〕・2 シーン・シークエンス
(アクションとアクションによるミニ・ストーリー。通常3分から7分)
―――――――――――――――――――――
⇒船の動力源であるベリリウム球を取りに、ある惑星へ降り立つクルーたちは、それぞれバラバラのチームワークのなか、3歳ぐらいの子供にみえる強暴な生物の追撃から、大玉転がしのようにベリリウム球を転がして小型船へと逃れる。

⇒小型船に乗り遅れたタガート艦長はコロッシアムのような場所で怪物と対峙する。 艦長を助けようとデジタル転送装置を操作することになったチェン技術主任は、はじめはいやがっていたが、サーミアン星人のラリアンにいいところを見せたい一心で装置を操作し、艦長を助ける。

⇒プロテクター号の爆破装置の場所と解除方法を知らないタガート艦長とマディソン中尉は、ギャラクシー・クエストのテレビドラマオタクの少年に連絡をとって助けを求める。タガート艦長はオタク少年たちのネットを使ったチームプレイに助けられ、爆破装置の場所にたどりつくことができる。
 

〔4〕・3 マグフィン(Maguffin)
  (悪者が欲しがっていてヒーローが持っているもの)
―――――――――――――――――――――
「オメガ13」
テレビシリーズで最後の切り札として使われるものの名前。それがなんなのか、俳優たちもよくわかっていない。敵(サリス)は「オメガ13」というものがあることを知る。強力な武器だろうと思い、手に入れようとする。


〔5〕コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見)
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真のヒーローというものを笑いで描いたSFコメディの傑作。ストーリーを通して成長する個性的なキャラクターたちとまじめ~な宇宙人。笑い好きならはずせない最高にCool!でおちゃめな一本

テレビの中では友情とチームワークで宇宙の平和を守るタガート艦長たち。だが実は俳優たちのチームワークはばらばらである。自分の役柄を心からきらっている者もいる。

サーミアン星人の要請により、本物の宇宙船であるプロテクター号で敵と戦うことで俳優たちは自分たちが必要とされていることを知り、やがて力を合わせて問題解決を図るようになる。

イベント会場(やる気のない俳優たち)
  ↓
サーミアン星人の要請
  ↓
宇宙へ行く
  ↓
敵との闘い(冒険)
  ↓
地球へ戻る
  ↓
再びイベント会場(いきいきとした俳優達)

このように登場人物たちは冒険を通して大きく変化している。

この作品は宇宙を舞台にしている。「スターウォーズシリーズ」のように、大真面目に神話のストーリーをなぞるのではなくユーモアと笑いを武器にしている。

ストーリーの基本を軸に据えて無駄のないシーンで構成されている。また、登場人物たちのキャラクターが特徴的であり、ユーモアと笑いを一層ひき立てている。
 
全編コントともいえるこの作品はだれもが楽しめる作品である。日本でも「GO」や「ウォーターボーイズ」のようなユーモアや笑いをふんだんに取りいれた作品がヒットしている。

日本が得意とするもののうちのひとつである「笑い」という要素をストーリーに効果的に組み込む。――これは日本映画(注:「ギャラクシー・クエスト」は日本映画ではない)のあたらしいスタイルやモデルのひとつだ。

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