作務衣(さむえ)
〈カテゴリ:マーケティング〉
作務衣(さむえ)とは、禅宗の修行僧の作業着です。作務とは、普段の労働作業の
ことです。最近の作務衣はたいてい上着とパンツに別れています。
先日ある温泉宿に行くと、浴衣のかわりにこの作務衣があった。上着とパンツ
に別れているので、いわゆるパジャマに近い感覚で着ることができる。それに
もかかわらず労働作業のときに着る服でもあるので動きやすく、そのまま外出
もできるという、ちょっと洒落た着物だ。
たいていの旅館や温泉宿では浴衣が置いてある。雰囲気があってよいのだが、
実用的かというそうでもない。ちょっと動くと襟元がズレたり、寝ているうち
に浴衣がはだけたりするからだ。
その点、作務衣は日本情緒を感じさせつつ、動きやすく機能的(お腹のあたり
にポケットが付いていた)でもある。
普段着として一着あってもいいなぁとふと思ったほどだ。
温泉宿はどこもお客さんを呼ぼうといろいろ手を尽くしているだろう。露天風
呂を新設したり、貸切風呂時間を設定したり、ペットと泊まれる宿にしたりと、
サービスの充実に前向きだ。
これらの他にも、ちょっとした心遣いでより良いサービスを提供することがで
きる。
どこも浴衣だからうちも浴衣ではなく、そこにこそチャンスを見出すのだ。ど
こもそうしていることの中には、すでに時代遅れになっているものだったり、
ほかにかえるのがただ単に面倒だったり、業者間の付き合いがあったりといっ
たことで、長いあいだ手付かずである場合がある。
古くからの慣習のなかでも、慣習や伝統を活かしつつ、もっと良くできないか
とスタッフみんなで考えてみるとよい。
その際、スタッフの担当部署等に関わらず、一見すると馬鹿らしく思える意見
や見方にこそ注目すべきだ。より良いサービスのヒントが詰まっている場合が
多いからだ。
逆を言えば、あたり障りのないだれもが頷く案は、どこでもだれでも思いつく
ものであり、アイデアとは云えない。
支配人やマネージャーやオーナーといった、フタッフをまとめる立場の人は、
一見すると馬鹿らしい案でもとりあえず言ってみようという雰囲気をつくるこ
とに力を注がなければならない。
【まとめとポイント】-------------------------------------------------
●どこもそうしていることを、もう一度見直してみる
●すべてのスタッフの意見をきく
●必要なのは、突飛で馬鹿らしいと思える意見や案だ
●あたり障りのない案はいらない
●業務とスタッフをまとめて引っ張って行く人は、一見すると馬鹿らしく思
える案でもとりあえず言ってみたくなる雰囲気(環境)づくりに力を注ぐ
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