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11/18/2004

繰り返し(1)

〈カテゴリー:わかりやすく(読物)〉

☆不特定多数の人々が時間や場所に関係なく見たり聞いたりする状況
――例えばテレビ放送では、大事な情報は適度な間隔で繰り返し伝えるとよい

みなさんのなかで、アテネオリンピックでの男子マラソンのテレビ放送をご覧
になった方もいらっしゃるでしょう。

マラソンでトップを独走状態になったブラジルのデリマ選手が36キロ付近を走
っているときでした。。突然、コースの左側から緑のベレー帽を被って赤い巻
きスカートを履いた男が、デリマ選手に抱きついて沿道に押し出したのです。

ベレー帽にスカート姿の者は、ロンドン在住でアイルランド出身のコーネリア
ス・ホーランと名乗る男で、宗教のメッセージを伝えるために目立つ場所に出
たのだといいます。彼は過去にF1英国GP(車のレース大会)やテニスのウィン
ブルドン選手権会場に乱入したこともあるそうです。

この瞬間のライブのテレビ放送をたまたま私は見逃しました。トイレかなにか
に立って、その後テレビの前に戻ってくると、アナウンサーが興奮した口調で
「先ほど、とんでもないアクシデントが発生いたしました。えー、先ほどほどの
アクシデントによってデリマ選手のタイムが……」といったような内容のことを
何度も繰していました。

「アクシデント」とやらを見逃した私は、テレビを観ながら、とんでもないア
クシデントってなんだ? いったいなにが起こったんだ? と気になってしか
たありません。しかしアナウンサーは「なにが起こったのかという具体的な内
容」をなかなかアナウンスしてくれません。

テレビ放送の場合は、だれがいつからテレビ番組を観はじめるかわかりません。
つい1分前の「とんでもないアクシデント」でも、この瞬間からテレビを観は
じめた人にとっては「どんなアクシデントがあったのか」はかわかりません。

最近のテレビ番組では、こういったことにずいぶん配慮しているようです。例
えば、テレビ画面の端のほうに文字テロップを載せることで、いまどんなテー
マで放送しているのかといった概要がわかるようになっていたりします。

途中からでも話を聞いてもらいたい場合などは、どういったテーマで話してい
いるのかを適度な間隔を置いて繰り返し話したり、テロップなどの文字を使っ
て知らせたりするとよい
でしょう。
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