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08/22/2004

ブランドストーリー~「DAHON」~

〈カテゴリ:マーケティング〉

ブランドには、その成立に関するわかりやすいストーリーがあるとよい。
どんな理念や目的を持っているのかをストーリーの形で表現すると人々の記憶
に残りやすくなる。

人は、より偉大なコミュニティに属したいという欲求があります。

だれもが属しているより偉大なコミュニティとは「地球」です。だれもが地球
上に生活しているからです。(なかには宇宙のほかの星からバカンスやビジネス
で地球に来ていらっしゃる方もいるかもしれないが……)

ある製品(モノ)を買うことによって、すでに属している、より大きなすばら
しいコミュニティ――「地球」に貢献できるとしたら?

そんな欲求に応えるブランドを紹介しましょう。

∇「DAHON」――アメリカ合衆国の折り畳み自転車専門ブランド(メーカー)
 (http://www.akibo.co.jp/dahon/)

DAHONの歴史は、1970年代のアメリカ合衆国のドクターホーンの紹介からはじ
まります。ドクターホーンは最新兵器産業のラボで軍事向けの開発において数
々の成功と名声を持つ科学技術者・研究者でした。しかし戦争のための研究開
発をしていることに、科学者としての良心が許さなく感じていました。
そんな折り、1975年の石油ショックで人々がガソリンを求めてさまよう姿をみ
たドクターホーンは、地球にもやさしい移動手段として世界に役立つ折り畳み
自転車のアイデアを思いつき、その開発に没頭しました。

優秀な科学者であるドクターホーンが、カリフォルニア州にあるヒューズエア
クラフト社での最新兵器産業の研究開発において地位も名声も得ていたにもか
かわらず、石油ショックをきっかけに(ターニングポイント)、自らの良心に
従って、それまでの地位と名誉を捨てて、あらたなコミュニティ(地球)に貢
献する道を歩み出したのです。

現在では80以上のモデルを有する世界一の折り畳み自転車専門メーカーになっ
ています。

こうしたブランドストーリーはとてもわかりやすく、人々の共感を得ることで
しょう。

現在日本では、折り畳み自転車が人気です。特に街住まいの集合住宅にお住ま
いの人々にとっては室内に置ける折り畳み自転車はざまざまな意味で魅力的な
モノなのです。

・手軽な移動手段である。
・置く場所をとらない。
・室内のインテリアにもなる。
・車や電車に気軽に乗せることができる。
・環境に優しい。
・かわいい。
・都会暮らしっぽい雰囲気を味わえる。

多くのメーカーから数多くの折り畳み自転車が売られているが、そのなかで、
長く乗れるしっかりした良いモノを! と思うといくつかのメーカーに限られ
てくる。
例)「DAHON(アメリカ合衆国)」「KHS(アメリカ合衆国)」「r& m(ド
イツ)」「BROMPTON(イギリス)」「ALEX MOULTON(イギリス)」「GIANT
(台湾)」

「製品(モノ)の良さ」と「意味」を考えるとき、折り畳み自転車を例にす
るとわかりやすいでしょう。

製品(モノ)→折り畳み自転車
意味    →環境に優しい

【まとめとポイント】-------------------------------------------------

●ブランドにはストーリーが必要。

●ストーリーはわかりやすく共感できるものであること。
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