用語が抽象的
〔1〕例文
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「交通事故が多い道路の件については早急に善処いたします」
〔2〕問題点
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用語が抽象的
〔3〕解説
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例文は何も伝えていません。
例文には具体的なことがなにも書かれていません。
〔質問1〕
早急とはいつか。
Aさんにとって早急とは明日の正午かもしれません。
Bさんにとって早急とは一週間後の正午かもしれません。
〔質問2)
善処とは、いったい何をするのか。
★解決策 ⇒いつ、なにをするのかを具体的に示す。
〔4〕書き直し(リライト)例
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「(例:2000年4月1日)の正午から、その道路を歩行者専用道路にします」
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∇書籍紹介
わかりやすい文を書くために参考になる書籍を以下に紹介します。
「理科系の作文技術」 木下 是雄 (著) 中公新書
「日本語の作文技術」 本多勝一(著) 朝日文庫
「日本語で生きるとは」 片岡 義男 (著) 筑摩書房
「日本語の外へ」 片岡 義男 (著) 角川文庫
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