June 15, 2005

電車男

村上正典監督/日本/2005年/101分

元ネタ:2ちゃんねる掲示板のスレッド

物語の紹介
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電車で酔っ払いからお嬢様系女性を助けたアキバ系青年。後日その女性からお礼の品が届く。青年(電車男)は彼女(エルメス)と親しくなりたいが慣れないことでどうしていいかわからない。
そこで馴染みのあるインターネットの掲示板で相談してみることに。すると数々のアドバイスや意見や叱咤激励が寄せられる。
電車男は掲示板に集う人々に助けられてエルメスとデートを重ねていく。


主な登場人物の紹介
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△電車男
アキバ系青年。アキバとは日本を代表する電気街・東京秋葉原の俗称。アキバ系は大まかには2系統ある。ひとつはパソコンを自作する人々。もうひとつはアニメーションやフィギュア(キャラクター人形)が好きな人々。電車男はこの両方の好みと知識と技術を持っています。

△エルメス
お嬢様系女性。大手外資系企業(おそらく)に勤めている。海外出張もする語学堪能で落ち着いた雰囲気の女性。機械モノの操作は苦手。高級住宅街の一軒家で家族と暮らしています(犬も)。

△名無し(夫)
サラリーマン。家の書斎のパソコンから掲示板に書き込む。妻との会話はほとんどない。

△名無し(妻)
家のリビングでノートパソコンから掲示板に書き込む。夫との会話はほとんどない。

△名無し(看護士)
二十歳前後の女性。勤務中の休憩時間や空き時間に職場からノートパソコンで掲示板に書き込む。

△名無し(青年)
 家の部屋から掲示板に書き込む。

△名無し(漫画喫茶の男たち)
仲の良い3人の男たち。漫画・インターネット喫茶のパソコンから掲示板に書き込む。


作品案内(ガイド)
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【おおまかに言うとどんな作品?】

内気な青年がインターネットの掲示板でみんなの助言を受けて好きな女性に愛を告白するラブストーリー。


【見どころ・特徴は?】

‡ なにげにリアル ‡

都会に住んでいると電車は身近な移動手段ですよね。またインターネットはどこに住んでいても使える身近なものとなりました。

電車の酔っ払い。インターネットの掲示板。どちらもごくありふれた日常の一部といえる今日この頃、電車男の物語は遠い世界の絵空事ではなく、身近にありそうで、親近感を持つことができます。


‡ 実は美男美女 ‡

エルメスが美女、といのは物語の設定上からも役者さん(中谷美紀)としても明らかなのですが、実は電車男もハンサムくんです。

電車男役は山田孝之。テレビドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」や「H2」に出演しています。

電車男ではアキバ系青年を演じていますが、掲示板でアドヴァイスを受けてイケメン系の服を買って着てみると、カッコイイ青年に早変わり!

元の素材がいいからアキバ系の服装や演技をしても、リアルになりすぎないんです。なので電車男の言葉や行動がユーモラスに感じて、思わずクスっと笑って和むんですね。これで「つかみはOK」ってかんじで彼を応援したくなっちゃいます。

つまり、電車男とエルメスのキャスティングが絶妙なんですネ!


‡ 秋葉原と恋愛 ‡

ラブストーリーと聞いて思い浮かぶ地域・場所というと、東京ではたいていは表参道、青山、恵比寿、自由が丘、お台場、下北沢といったところでしょう。

恋愛とは程遠いと思われていた秋葉原を舞台にしたラブストーリーってインパクトありますよね!

女の子にしてみれば、見栄えもそこそこ大事だけどやっぱり中身よね!っていう思いがあって、男の子にしてみれば別世界の住人だと思っていた綺麗で気立てのいい女性が現れた! っていうのがあって、こうした期待や願望に、意外な場所(秋葉原)と組み合わせ(お嬢様とアキバ青年)をもって見事に応えてくれるのが「電車男」なのです。


【その他】

「アキバの中心で、愛を囁く」

そうです、電車男は愛を叫ぶのではなく、泣きじゃくりながら搾り出すように、愛を囁きます。その声は街の喧騒にかき消されてしまいそうな囁くような小さな声ですが、心のこもった素直な気持を一生懸命にエルメスに話すのです。

エルメスは電車男の手を取って「がんばって」と言って、愛の告白に聞き入ります。

格好わるくても、素直な気持を一生懸命伝えようとする電車男くんが秋葉原のネオンに包まれます。

こんな意外な場所に、こんな新鮮なラブストーリーがあったなんて!☆

そんな作品です。

6月5日付の興行成績1位です。観客の満足度も高く、評判はすこぶるいいですネ。

わたしが観たのは平日のレイトショーでしたが、客席はかなり埋っておりました。女性客が多かったですね。

出版化、映画化とずいぶん駆け足でしたが、予想以上の大ヒットに制作側も驚いているとか。

こんなにヒットすると思っていなかったのでしょう、どこの映画館もどちらかというと小さな劇場を振り当てていたようで、上映回によっては立ち見もあるとか。

お金そんなにかけなくてもヒット作がうまれる好例となりましたネ。

「もうちょっと知りたい『電車男』レビュー」はこちら


∇おすすめレビュー
(まつさんの映画伝道師)さん 「電車男」 ←まずは読んでおくべし☆

(日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~)さん 「電車男」

(any's cinediary)さん 「電車男」

(吉祥寺自由業日記 )さん 「そいえば『電車男』 」


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