キングダム・オブ・ヘブン(KINGDOM OF HEVEN)
リドリー・スコット監督/アメリカ・スペイン・イギリス/2005年/145分
物語の紹介
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12世紀。鍛冶屋のバリアンは父が騎士だと知ります。バリアンは十字軍の騎士としてエルサレムへ行きます。
バリアンは押し寄せるサラセン軍から愛する王女と民を守るためエルサレムの都で戦います。
主な登場人物の紹介
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△バリアン・オブ・イベリン
鍛冶屋。騎士となってエルサレムへいく。
△シビラ
王女。バリアンと恋におちる。
△ゴッドフリー
騎士。バリアンの父。
△ボールドウィン4世
エルサレム国王
作品案内(ガイド)
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【おおまかに言うとどんな作品?】
誠実味あふれる青年が愛する人と民を守るために戦う物語です。
【見どころ・特徴は?】
‡ お金かかってます! ‡
制作費150億! 庶民にはイメージできない数字です。早い話がとてつもなくお金かけて作っているってことですね。
比較的多くの制作費をかけているアメリカ映画(スペインとイギリスも参加してます)でも、この額はかなり多いです。
「グラディエーター」という歴史スペクタクル映画を大ヒットさせたリドリー・スコットが監督するということ
で、お金をたくさんかけることができたのでしょう。
エキストラ3万人。爆発シーンに使ったプロパンガス12万リットル。エルサレムの城壁を作るために使ったセメント6000トン。
とにかくスケールがおっきい!
「グラディエーター(GRADIATOR)」作品レビュー
‡ 巨大な投石器 ‡
サラセン軍がエルサレムの都を攻撃するのに使う投石器は、とてもおっきくてビュンビュンと巨石を飛ばします。
投石器が登場する映画ではほかに「タイムライン」があります。でも「タイムライン」よりも多くの数の投石器が登場します。l
どしゃぶりの雨のように降り注ぐ矢と、次から次に連続して投げ飛ばされる巨石の数々(燃える巨石も)。大迫力です。
「タイムライン(TIMELINE)」作品レビュー
‡ スター街道まっしぐらオーランド・ブルーム ‡
主人公バリアン役はオーランド・ブルームという男前の俳優さんです。「ロード・オブ・ザ・リング」での弓矢の達人(というかエルフ)役で一躍大人気となりました。その後「トロイ」というギリシャ戦争の映画で若き王子役も務めましたが、これはあまり格好良くない役どころでした。ちなみに「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも鍛冶職人役でした。
なにはともあれオーランド・ブルームは人気の上昇と共にスター(にしきのじゃないよ!)街道をモーレツな勢いで駆け上がっています。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」作品レビュー
【その他】
作品はかなり史実に正確なようです。
この作品で描かれるエルサレム包囲戦の時期は十字軍の第2回と第3回の間の 1187 年という設定で、実際にこの年にイスラム勢力はエルサレムを奪還しています。
オーランド・ブルームのファンの方にはたまらない作品です。ものすごく豪華な、スターのグラビア写真集をめくっているかのようで、どのシーンでもオーランド・ブルームがカッコ良く撮られています。
でも、主人公バリアンがある意味で「誠実」すぎるところがあります。そこが主人公の魅力でもあるのですが、視点を変えると、ある意味自己チューかも。はたしてほんとうに民を守ることを第一に考えていたのか。父が思い描いた、平和と愛に満ちた世界という理想郷を実現するためにどこにもいない「真の騎士」になろうとしたのではないか。バリアンは理想・理念を体現するキャラクターともいえます。
バリアンはあまり悩んだり、弱音を吐いたりしません。まるで「タイタニック」のディカプリオのように……。
そいういうわけで主人公に感情移入しずらいかもしれません。最近の映画にみられるヒーロー像とは違っています。つまり、憎めない強いヒーローなんです。悪いやつじゃない、いやむしろいい奴すぎるぐらいで、まがったことが大っきらいでひとつの道を決めたらくよくよ悩まずに突き進む強いヒーローってかんじです。
また、聖地奪還という名のもとに行われてきたのは、結局は富と土地のためだった、という解釈もあることから、キングダム・オブ・ヘブン(天の王国)とは人の心の中にある、というのがメッセージのひとつでしょう。
∇おすすめレビュー
(利用価値のない日々の雑学)さん 「キングダム・オブ・ヘブン」
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