ハイド・アンド・シーク(HIDE AND SEEK)
ジョン・ポルソン監督/2005年/アメリカ/102分
物語の紹介
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仲の良かった母が浴槽で手首を切って自殺した。ショックを受けた娘のエミリーは心を閉ざしたように寡黙になる。
父デビッドは娘エミリーとともにニューヨーク郊外の緑豊かな町へ引っ越す。娘が新しい環境で新しい友達を作るよう願うのだがエミリーはデビッドには見えないチャーリーとかくれんぼをして遊ぶようになる。
チャーリーとは、エミリーが心の傷を癒すために作り上げた空想上の友人ということで、その様子をしばらく見守ることにしたデビッド。しかしチャーリーの仕業だという数々の異変はデビッドとエミリーを危険に晒してゆく。
デビッドはエミリーを守るために、見えないチャーリーに立ち向かう決心をする。
主な登場人物の紹介
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△デビッド・キャラウェイ
男性。心理学者。
△エミリー・キャラウェイ
少女。9歳。デビットの娘。
△キャサリン
女性。児童心理学者。
△エリザベス・ヤング
女性。離婚間もなく、引っ越してきたデビットとエミリーを歓迎し、
デビットとは親しい友人となる。
△アリソン・キャラウェイ
女性。デビットの妻。エミリーの母親。
△ハファティ
男性。保安官
▽チャーリー
エミリーがかくれんぼをする相手。
作品案内(ガイド)
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【おおまかに言うとどんな作品?】
日常のふとした隙間から忍び込んで心の底で熟成される、愛する者を想うくるおしいほどの愛情の物語。
【見どころ・特徴は?】
‡ 森という異世界への招待状 ‡
「白雪姫」「ロビンフッド」「ビレッジ」。どの作品にも森という異世界が登場します。森は未知の世界です。一歩そこへ足を踏み入れたら何が待ちうけているかわかりません。そんな世界として描かれるのが森なのです。
最近の作品では「クライモリ」というスプラッター系ホラー作品があります。これは近道をしようと山道に入った車が動かなくなって森のなかで殺人者に追われるという物語です。
西欧において「森」とは、人間が支配できない場所、なにが起こるかわらない場所として位置付けられます。
キャラウェイ父娘が引っ越してきた家のすぐ隣は森です。エミリーは森の中で新しい友達・チャーリーに出会います。
森では常識では考えれない現象が起こると考えられています。そんな森で出会ったチャーリーとは果してどんな人なのか?
‡ サスペンスとミステリーの職人芸が詰まっています ‡
チャーリーとはいったい誰なのか? いったい何なのか?
提示された謎が解けるまで観客は映画から目が離せません。
またミステリー作品に使われる技術をいたるところでうま~く用いています。
これはいわゆるミスディレクションと言われるものです。謎がすぐには解けないように、観客の注意を他へ逸らさせることをいいます。こうした技術がさりげないようでしっかりと組み込まれているのです。どのように? その例をあげたいのですが、これをするとネタバレになってしまうのでお話できましぇ~ん。
ミスディレクションのための要素は、ちょっとした深層心理心の片隅をうまく利用したもので、言い知れぬ不安感を上手に膨らませています。
‡ エミリーが描く絵 ‡
子供の絵はときにあまりに率直な表現で、大人をびっくりさせることがあります。エミリーはチャーリーのことをあまり話したがりません。でも絵をよく描きます。絵を描くことでメッセージを送っているのです。チャーリーの絵をよく
観てください。そこにはヒントとメッセージが込められているのです。
【その他】
「ハイドアンドシーク」といった性格の作品は、何を書いてもネタバレになってしまいそうで、具体的にお話できないというもどかしさがあります。
いわゆるコアなミステリーファンやサスペンスファンには、作品の中の早い段階で謎がわかるでしょう。ミステリーでは有名でかつ古典的とも言われる手法を使っているからです(あわわ、もうネタバレっぽくなってるぅ(>_<))
でも、俳優さんの演技がとてもいいのと、しっかりとした演出が功を奏しています。
トリックや謎解き命です! という方にはちょっと物足りないかもしれません。
逆にいうと、一般的な映画好きでホラーちっくなドキドキ感を味わいたいという方はじゅうぶんに楽しめるでしょう。
すこし開いたドアの隙間から漏れる光でこんなにも心臓バクバクしちゃうなんて!
ドアはしっかり閉めましょう(^_^;)
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